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ノベル|巻デパートの屋上、それはかつて人々の憩いの場であった。遊園地あり、レストランあり、舞台でのショーありと、まさにエンターテインメントの集う場所だった。とあるターミナル駅に隣接する有名デパートの屋上には、知る人ぞ知る讃岐うどんの名店がある。老若男女のファンが、安くてうまいうどんの味を求めてやって来るが、同時に不思議な謎や事件も集まってくるのだ。うどんを提供するのと同様に、素早く謎解きするのは、通称「さくら婆ァ」。デパートの屋上で繰り広げられる様々な人間模様を、魔術師・北森鴻が丁寧に描いた8篇を収録した、連作ミステリ。装いも新たに贈る、決定版。/【目次】はじまりの物語/波紋のあとさき/SOS・SOS・PHS/挑戦者の憂鬱/帰れない場所/その一日/楽園の終わり/タクのいる風景/解説=愛川晶/創元推理文庫版解説=村上貴史 -
ノベル|巻そう、私はただの居候。愛しの公爵の眼中にさえない……。
エレノアは14歳のとき、父の遺言で指名された後見人である、ケンダル公爵ヒューに引き取られ、公爵邸で暮らしてきた。年上の彼に密かな恋心を抱き、いつしか憧れは愛へと変わっていった。それなのに今、ヒューはエレノアを早く“片づける”と口にして、社交界デビューさせるという。結婚させて厄介払いしたいのだろう。「私はおまえに手を出すほど恥知らずではない。おまえの純潔を守るのが、わが務めだ」彼にそう告げられ、エレノアはとっさに挑発的に反論した。すると、ヒューは彼女を机に押し倒して唇を奪い、冷徹に言い放った!「まるで食指が動かず、始める気にもならない」
■エレノアにキスし、凍てつくような冷たい言葉で彼女を突き放したヒューは、翌日、社交界で評判の伯爵未亡人との婚約を決め……。エレノアの長年の想いは、実らぬまま枯れてしまうのでしょうか?『公爵の無垢な花嫁はまだ愛を知らない』(PHS−296)の関連作。 -
ノベル|巻売り渡された誇り高き娘
- ジャンル:ハーレクイン小説
- 著者:ケイトリン・クルーズ 高山恵
- 出版社:ハーレクイン
- 長さ:256ページ
- 1巻購入:740ポイント
おまえは言葉を話せないはずでは……。偽りの代償を払わせる――愛の床で。
うら若き娘エンヤは、訳あって老女に身をやつして暮らしている。数年前、唯一の肉親だった兄によって奴隷商人に売り飛ばされ、たまたま市場を通りかかった北欧の戦士ウルフリックの目にとまった。エンヤは買われずにすむよう、口がきけないふりをしたが、ウルフリックはかまわず彼女を手に入れて家へ連れ帰った。その後、彼なりの方法でかわいがられはしたけれど、彼女は隙をついて主人を短剣で切りつけ、逃げ出したのだった。だが、ある町を訪れたとき、エンヤは突然現れた男を見て絶句する。目の前に立ちはだかった大男は、ウルフリック!彼女のつけた傷痕が今なお残る顔で、主人がこちらを睨みつけていた……。
■HQロマンスで大活躍中のケイトリン・クルーズが放つ、情熱的なヒストリカル第2弾! 『さらわれた亜麻色の花嫁』(PHS−276)の関連作です。勇猛果敢なウルフリックと気高い魂を持つエンヤ――二人で一つの完全体となる、究極の愛が描かれる渾身作! -
ノベル|巻親孝行なシンデレラは、犠牲を強いられ、追いつめられて……。
ベッツィーは丘の上に立つオークの木の下で、人知れず泣いていた。人生でたった一度の社交シーズンに失敗したあと、野心家の母に命じられた、恥ずべき玉の輿作戦にも失敗した。さる貴族にキスを迫ろうとしたところ、相手が既婚だとわかったのだ。親孝行と思って、望まぬことも頑張ってきたけれど、もう限界……。地べたに座りこんで涙を流す彼女に、声をかける者があった。隣の伯爵領を代理で管理しに来たという、たくましくハンサムな執事だ。そのジェームズに小作農の娘と間違えられ、ベッツィーはむっとするが、なぜか彼とは気安く話せて、いつしか涙は乾いていた。本当は、ジェームズは執事などではなく、由緒正しき子爵とも知らず――
■HQヒストリカル・スペシャルの刊行300冊目となる記念号! 『伯爵と片恋の婚礼』(PHS−286)の関連作である本作は、前作ヒロイン、デイジーの長兄ジェームズが執事になりすました“お忍び子爵”として大活躍。先の読めない恋物語です! -
実用書「ハッピーなことばかりの仕事などない」
清掃スタッフ(カストーディアルキャスト)が
描く、不安と夢の現場報告
――これは私の実体験である
われわれも人間だから、手を抜くこともあれば、ミッションを忘れるほどゲストに対して怒りを覚えることもある。仲間と会社の愚痴も言い合うし、給料が安いと不満を持ったりもする。
それは本書をお読みいただければ、おわかりになるだろう。
私が本書をつづろうと思ったのは、数多のディズニー本に対する違和感が一因だ。
本書は模範回答的なディズニーランド像に対する現場からの実態報告でもある。
そして、本書にあるのは決して「創作された物語」などではなく、すべて私が実際に体験したことである。
――57歳で入社し、65歳で退職するまで、私がすごした8年間で見た“夢の国”の「ありのまま」の姿をお伝えしよう。
●もくじ●
まえがき――ディズニーランド、「ありのまま」の姿
第1章 キャストの慌ただしすぎる日常
某月某日 肉体労働者:暑い日も、寒い日も
某月某日 何をしているんですか? :ゲストからの質問
某月某日 ××処理:できればしたくない作業
某月某日 ネズミ取り扱い注意:動物の死がい処理
某月某日 ぎこちないスマイル:いつも笑顔なんてムリ?
某月某日 ゴミ屋さん:清掃業への差別意識を考える
某月某日 通勤ラッシュ: 「日常」と「非日常」の狭間で
某月某日 走ると危険です:フルスピードのゲストたち
某月某日 気になる個室:ノックに応答なし
某月某日 誰が使ってもいいけれど:レストルームのマナー
某月某日 キャストになる:会社員としての暗黒時代
第2章 決して口外しないでください
某月某日 お金の話: 「決して口外しないでください」
某月某日 ここだけの話:不平不満が飛び交う場所
某月某日 苦手な人:すさまじい「おもてなし力」
某月某日 ディズニールック:守る人、守れない人
某月某日 混んでいる日には…: “夢の国”にあるまじき声
某月某日 恐怖! 埼玉県民の日:忘れてはならない記念日
某月某日 早番、遅番:それぞれの苦労と役得
某月某日 自己アピール:PHSとグループ通話
某月某日 謎の落とし物:ヘアピン1個、届けますか?
某月某日 三度のメシより好きなもの:心が浮き立つ「解消」
某月某日 入園者数予測:不思議なくらい当たらない
某月某日 出社から退社まで:これがキャストの一日
某月某日 殴り合い:一度だけ目にした光景
某月某日 妻の病:突然の宣告
第3章 ヘンなゲスト、もっとヘンなキャスト
某月某日 迷子:非日常の世界観を守るため
某月某日 人間関係:SVからの思わぬ注意
某月某日 取られ損:組合には入ったけれど
某月某日 ディズニー愛の個人差:ティンカー・ベルが教えてくれたこと
某月某日 ボランティア:ある少年との交流
某月某日 身の上話:キャストたちのいろいろな前職
某月某日 条件反射: 「お困りのことはございませんか?」
某月某日 「神対応」の舞台裏:東日本大震災の現場で
某月某日 難問:ゲストはいつも予測不能
某月某日 コスプレ:制服姿でプカプカ
某月某日 不人気キャラクター:人知れぬ哀しみ
某月某日「おやっ」と思うこと:SCSEは実践されているか?
某月某日 久しぶりのインパ:緊急事態宣言を受けて
第4章 “夢の国”のリアルな風景
某月某日 休憩室を観察する:キャストの職種別傾向
某月某日 君子危うきに近寄らず:楽しみ方は人それぞれ
某月某日 大人買い:キャストショップのマル秘活用法
某月某日 去っていく人:たくさんの出会いと別れ
某月某日 魔法の粉の使い道:彼女が本当に欲しかったもの
某月某日 暇そうな人: 「バースデーシールください」
某月某日 ハイテンション:ついていけない「サンクスデー」
某月某日 褒めて、褒めて:真似したいさまざまな仕掛け
某月某日 定年退職:さよならディズニーランド
あとがき――大きくなったらキャストになりたい?
【発行】三五館シンンャ/【発売】フォレスト出版
著者について
笠原一郎(かさはら・いちろう)
1953年山口県山口市生まれ。一橋大学卒業後、キリンビール入社。マーケティング部、福井支店長などを経て、57歳で早期退職。東京ディズニーランドに準社員として入社。65歳で定年するまで約8年間にわたりカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)として勤務。満員電車に乗って舞浜に通っていた日々を懐かしみながら“夢の国”の「ありのまま」の姿を本書につづる。 -
ノベル|巻惹きつけては、突き放す――放蕩貴族に弄ばれた女心。
リディアは継娘のお目付け役として訪れた舞踏会で、二度と会いたくないと同時に誰よりも会いたかったニコラスと再会した。彼は8年前、社交界デビューをしたばかりの地味なリディアに目をつけ、その気にさせて求婚の言葉をささやいておきながら姿を消した。失意の彼女はやむにやまれぬ事情で父親ほど年上の男性に嫁いだものの、人知れずニコラスへの叶わなかった想いをずっとくすぶらせていた。時が過ぎ、彼女は若き未亡人に、彼は立派な子爵になった今、再会を機に、未遂に終わった恋がふたたび燃えあがるかに見えた。ところが、そんな切ないリディアの想いを嘲るかのように、なぜかニコラスは蔑みの目を向けてきて……。
■HQヒストリカル・スペシャル看板作家の一人、アニー・バロウズが綴る、せつない愛と誤解の再会物語です。ヒロインの純粋な心を弄んだヒーローが自分の行いを悔い改める日はくるのでしょうか? 本作には『伯爵の花嫁候補』(PHS−86)と共通の脇役も登場します。 -
ノベル|巻二度と恋はしないと誓ったのに、尊大な砂漠のプリンスに惹かれている!
英国貴族の次女キャシーは姉が嫁いだアラビアの王国にやってきた。結婚式の直前、婚約者に捨てられて深く傷ついた心を癒やすために。ほどなく彼女は隣国のプリンス――シーク・ジャミル・アル・ナザリが、幼い娘の家庭教師として英国人の女性を探していることを知る。母を亡くした娘はわがまま放題に育ち、周囲の手を焼かせているという。こんな私でも、もし誰かの役に立てるなら……。ひそやかな願いを胸に、キャシーは職に応募して首尾よく採用された。灼熱の砂漠を渡って隣国のオアシスにようやく到着したとき、彼女は豪華なローブをまとう長身痩躯のジャミルに出迎えられた。その夜、野営のテントの中で熱いキスを浴びせられるとも知らず。
■ヒストリカル・シークの第一人者、マーガリート・ケイの新作をお届けします。PHS−116『ハーレムの無垢な薔薇』でヒロインの妹として顔を見せていたキャシーが、いよいよ主役を務めます。砂漠のプリンスと英国人女性の濃厚なロマンスをお見逃しなく! -
ノベル|巻路地裏をさまよう薄汚れた少年は、運命に見放された令嬢の、悲しき仮の姿。
男爵令嬢のエドウィナは少年に変装して家から逃げだした。不気味な老伯爵との縁談を、絶対受け入れられなかったから。だが世間の風は冷たい。所持金をすべて盗まれたうえ、悪人の手に落ち、ロンドンの路地裏でスリをはたらかされるはめになってしまった。ある日、偶然出会った立派な身なりの紳士アダムに救い出された彼女は、ほっとして自分が女性であることを告白した。すると、驚いた様子のアダムに意外な話をもちかけられる。「しばらく僕の屋敷に滞在して、ある仕事をしてくれないか?」伯爵位を継承したばかりだという彼から真剣な顔で頼まれ、一抹の不安を覚えながらも承諾したエドウィナだったが……。
■PHS−102『迷い込んだ愛の森』で運命に弄ばれた娘の物語を描き、好評を博したヘレン・ディクソン。1770年のロンドンを主な舞台にした本作でも悲運のヒロインが登場し、魅力的な伯爵と数奇なロマンスを繰り広げます。どうぞお見逃しなく! -
ノベル|巻“孤独で貧しく、不器量で従順な娘”――それが子爵の求める花嫁の条件だった。
両親を相次いで亡くした、天涯孤独なメアリーは、遠縁の家に身を寄せ、肩身の狭い日々を送っている。そんなある夜、出席した舞踏会で出会ったのは、目の覚めるような美貌の子爵――ハヴロック卿。彼から性急に求婚され、メアリーは大きなとまどいを覚えた。なぜ、こんな高貴で優雅な人が、わたしのような娘を花嫁に選ぶの? あまりにも奇妙な申し出を拒絶すると、ハヴロック卿は打ち明けた。離れて暮らす異母妹を引き取るため、大至急結婚したいのだ、と。メアリーは妹を思うハヴロック卿の気持ちに心を打たれ、結婚を承諾した。実は彼の花嫁選びの条件が、とんでもなく屈辱的なものとは知らぬまま。
■お待たせいたしました! PHS−100『伯爵からの招待状』でその人気を決定的なものにしたアニー・バロウズの最新作をお届けします。結婚式を挙げた日の夜、自分が子爵の花嫁に選ばれた本当の理由を知ってしまったヒロイン。さて、彼女がとった行動とは? -
ノベル|巻貴公子の罪な戯れ 公爵家に生まれて II
- ジャンル:ハーレクイン小説
- 著者:クリスティン・メリル 富永佐知子
- 出版社:ハーレクイン
- 長さ:256ページ
- 1巻購入:700ポイント
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レビュー:
(6)
聖人と呼ばれた公爵に潜む“魔”が、しがない家庭教師の運命を狂わせた。
家庭教師のマディは新しい雇い主との面接のため、ある宿屋に泊まった。雇い主に気に入られて、年老いてからも家の片隅に置いてもらい、つましいながらも穏やかに暮らす――そんな人生を思い描いて。ところがその夜、あろうことか彼女の眠る客室に忍び込んだ見知らぬ男に夢うつつのうちに体を奪われてしまった! 男の正体はなんと、高潔で有名なセイント・オールドリック公爵。不運にも雇い主の知るところとなり、職を失ったマディはショックと恥辱に耐えかね、その場から逃げだした……。ふた月後、マディはあの夜の記憶に怯えながらも公爵邸を訪れた――わたしのおなかにいる子をどうか認知してください、と伝えるために。
■PHS−110『乙女を愛した悪魔』に続くクリスティン・メリルの2部作シリーズ第2話です。流行り病のせいで跡継ぎを残せない不安に駆られ、放蕩に耽るようになった美しき公爵。ところが、彼の子を宿したという貧しい娘が屋敷を訪ねてきて……。彼がした驚愕の提案とは?! -
ノベル|巻おなかの子のために、わたしと結婚するですって?
いわれなき噂を立てられ、社交界を追われたリディア。ある夜、張り込みの記者につかまり、はずみで足首を怪我したところを、放蕩子爵エイドリアンに助けられた。今までつらい目ばかりを見てきたリディアは、彼の優しさに触れ、たくましい胸に思わず飛びこんでしまう。それは、女としての悦びを初めて教えられた一夜だった。また彼と会いたい……でも、これ以上噂の的になるわけにはいかない。そう思った彼女は、心を鬼にしてエイドリアンを追い返した。まさかその後、彼の子を身ごもったことを暴く記事が、新聞紙上に躍ることになるなど夢にも思わずに。
■『侯爵のひたむきな愛』(PHS‐40)で印象的な役割を演じていた
エイドリアンがヒーローとして登場します。彼が魅せられたのは、
醜聞の渦中にいるレディ。二人の恋のゆくえにどうぞご声援を! -
ノベル|巻紳士と乙女の密約
- ジャンル:ハーレクイン小説
- 著者:ジョアンナ・メイトランド 石川園枝
- 出版社:ハーレクイン
- 長さ:255ページ
- 1巻レンタル:300ポイント 1巻購入:700ポイント
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レビュー:
(1)
高貴な生まれながら機織りで生計を立てるマルグリットは、生地の見本を積んでパリを発とうとしていたとき、逃げるように駆けてきた二人連れの男にぶつかりかけた。一人は撃たれて意識を失い、それを支えるもう一人は――昨夜、宿屋で襲われかけたマルグリットを助けてくれた紳士だ! 動揺のあまり礼も言えず、名前も聞きそびれてしまったけれど、ならず者と格闘する勇敢な姿は目に焼きついている。彼女に向けられた、めまいをおぼえるような熱いまなざしも……。マルグリットはとっさに二人を馬車にかくまい、急いで出発させた。彼との旅路がどれほどの誘惑に満ちているかも知らずに。
■PHS−10「仮面舞踏会は公爵と」、PHS−12「放蕩貴族を愛したら」の関連作。エイキンヘッド家の末弟ジャックがいよいよヒーローとして登場します。茶目っけたっぷりの彼の活躍をお楽しみください。 -
ノベル|巻ヘレンは父の死後、母の親友の援助で社交界デビューした。清らかで美しいヘレンは注目の的。そして、マックスというハンサムで親切な貴族に心を奪われた。ところが、母の猛反対に遭う。公爵の息子と身分違いの結婚をして冷遇された過去を思うと、賛成できないというのだ。私の恋は報われないの? ヘレンは悩み、マックスへの想いを封じようとした。そんな折、劇場でヘレンは自分を見つめる上品な老紳士に気づいた。すると、なぜか母が動揺し……。
■本作はPHS−11「王子様を夢見て」の関連作。前作と同じ婦人の援助で社交界デビューし、理想の男性に巡り会ったヒロインでしたが、相手が貴族だという理由で結婚は許されず……。
