レビュー一覧

表紙や紹介文から受ける印象とはだいぶ違いました。目の覚めるような美貌の子爵ってどこにそんな事…？ヒロインは生い立ちのせいか引っ込み思案なところがあって、最後までサナギから蝶になることはなく、ヒーローはハンサムなマッチョマンで単細胞で不器用な男でした。2人の行いや考えには共感できるし、とてもかわいい2人でしたが、お話ではやっぱり蝶になってほしいし色気のある器用な男がいいかな…

ほぼ作者買いなんですが、今回のヒーローは紹介文にあるような絶世の美男子、ではないですね。父親の所業ゆえに、男性不信のヒロイン、絶世の美男子だったら、きっと、もっと怯えてると思うので。ただ、2人とも、恋愛下手の奥手なので、ちょっと、物足りない部分もあるので、★−1.因みに、物語に出て来るチェプストウ子爵、最後で、結婚してる。と出ていますが、「子爵の贈り物」が関連作です。

妹を引き取るために、形式的な結婚をしたいヒーローが、煩わしい親戚のいない花嫁を探して結婚しますが…生い立ちのせいで自分に自信がないヒロインと不器用なヒーロー、お互いに自分の気持ちに素直になれず、うまく気持ちも伝えられず、すれ違ってばかり。ヒロインの遠縁の叔母とその娘達、HQだと意地悪なケースが多いですが、この話では本当にいい人たちで、ヒロインの窮状を救ってくれます。ヒーローの言葉遣いが、やたら「〇〇してあげる」と恩着せがましいのと、砕けすぎて子どもっぽいのが少し引っかかりました。関連作に『子爵の贈り物』があります。

ヒーローのやり取りに胸キュンします！生々し過ぎない情熱的なやり取りや、独占欲があって、ドキドキします！

不器用なヒーロー、思いやりが裏目にでたり、肝心なところで自分に自信がなかったり。 でも毎回ちゃんと反省して直そうとするところがかわいくて憎めないヒーローです。

ヒーローの、ヒロインそっちのけで妹と出かけまくり、さらに不用意な発言連発に、ヒロインと同じくブルーになった…。不器用にも程があるだろう！　そこちゃんとヒロインに言おうよ。…まあ、ヒーローがヒロイン追っかけて行ったし、最後はちゃんと話したから良かったけどもー。

ヒーローが不器用すぎて読んでいる途中に自分が落ち込んだ。 仲良い時が二人とも可愛くてもう少し見たかったです。