カタルシス・スペル

軍人のクーデターに巻き込まれて、お互いを救おうとそれぞれ活躍する二人。ストーリーもスリリングで面白いです。三四郎とカイの関係が徐々に深まります。

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『青の軌跡』での解決策を視察しに来た一団の中にいた反乱者No２のサーシャと、コールドスリープ処置で輸送中の科学者に紛れ込んでいたNo1のグイド・リー（と、追従１０名）。この一団に対する三四郎＆カイの「ジュール＝ヴェルヌ乗っ取り阻止」をかけた攻防戦です。三四郎たちが任務について約三か月め頃の話です。三四郎が単調な生活に飽き、退屈な当直時間をブリッジで過ごす方法として、ちょこちょこ船内の機械やコンピュータ回路に小細工をしていました。このうち一番新しくしかけた装置（回路）が今回の『カタルシス・スペル』の「鍵」になり、「オチ」にもなってます。先日『青の軌跡』のレビューに「Hはページ数多め」と書いたのですが、『タイトロープダンサー』『カデンツァ』頃の長さに比べたら・・・短かったです。すみません。Hの最中は良い感じの二人なのに、普段は全くそんな気配はないです（気配がナイどころか・・・三四郎の息の根を止めちゃいそうなことも）。カイは全く女々しくならない受けです（女々しくならないどころか・・・自分の受けた快楽を増幅させて三四郎に注ぎ込んじゃったりします。三四郎の反撃にあうこともありますが）。女々しくないんだけど、自分自身に対して後ろ向きな感情は随所にでてます・・・。

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