腕 駿河城御前試合 (4)
一対一の真剣試合が浮き彫りにする人間の実在と生命の意味―。【全226ページ】
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【全4巻】完結
腕 駿河城御前試合
寛永六年(1629)九月二十四日、駿府城内では天下の法度にそむき駿河大納言・徳川忠長の面前で真剣御前試合が行われた。試合は十一番。その内、八試合は一方が対手を殺し、残りの三試合は両者が共に倒れるという空前絶後の残忍凄惨な真剣勝負となった。そこまで人間を狂わすものは一体なんなのか? 煩悩・本能・エロス・残酷・耽美・退廃・無惨……真剣による御前試合という極限の状況が、人間本来の姿を暴き出す!!
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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