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寛永六年九月二十四日、駿河城内において城主徳川大納言忠長の面前で行われた真剣御前試合! 史実に拠れば当日行われた十一組の試合において、二十二名の対戦者のうち十四名が敗北、または相打ちによって即死。生き残った者はわずかに六名だったという。凄惨な真剣勝負を描いた残虐血まみれ時代劇の金字塔!!
徳川11代将軍家斉の時代。時の老中・松平伊豆守信明を伯父にもつ、明朗で人懐っこい青年剣士・月影兵庫。
彼は伯父の秘命を帯びた道中や、相棒の安との旅路で様々な事件に遭遇する。その度に、兵庫は鋭い洞察と上段霞切りを始めとした武芸を駆使し、解決していく。
大雨で足止めを食らった人々が滞在する旅籠で、殺人が起こる「血染めの旅籠」。盗賊が豪商から盗み出した千両箱の在処を探す「偉いお奉行さま」。行方不明になっていた村で評判の美人が4年ぶりに帰還。それを機に奇怪な殺人が起きる「帰ってきた小町娘」など、傑作17編を収録する。
【収録作】
「上段霞切り」
「通り魔嫌疑」
「血染めの旅籠」
「首のない死体」
「大名の失踪」
「二百両嫌疑」
「森の中の男」
「偉いお奉行さま」
「帰ってきた小町娘」
「掏摸にもすれないものがある」
「私は誰の子でしょう」
「鬼の眼に涙があった」
「乱れた家の乱れた話」
「ただ程高いものはない」
「理窟っぽい辻斬り」
「殺したのは私じゃない」
「殺しの方法は色々ある」
編者解説=末國善己
彼は伯父の秘命を帯びた道中や、相棒の安との旅路で様々な事件に遭遇する。その度に、兵庫は鋭い洞察と上段霞切りを始めとした武芸を駆使し、解決していく。
大雨で足止めを食らった人々が滞在する旅籠で、殺人が起こる「血染めの旅籠」。盗賊が豪商から盗み出した千両箱の在処を探す「偉いお奉行さま」。行方不明になっていた村で評判の美人が4年ぶりに帰還。それを機に奇怪な殺人が起きる「帰ってきた小町娘」など、傑作17編を収録する。
【収録作】
「上段霞切り」
「通り魔嫌疑」
「血染めの旅籠」
「首のない死体」
「大名の失踪」
「二百両嫌疑」
「森の中の男」
「偉いお奉行さま」
「帰ってきた小町娘」
「掏摸にもすれないものがある」
「私は誰の子でしょう」
「鬼の眼に涙があった」
「乱れた家の乱れた話」
「ただ程高いものはない」
「理窟っぽい辻斬り」
「殺したのは私じゃない」
「殺しの方法は色々ある」
編者解説=末國善己
寛永六年(1629)九月二十四日、駿府城内では天下の法度にそむき駿河大納言・徳川忠長の面前で真剣御前試合が行われた。試合は十一番。その内、八試合は一方が対手を殺し、残りの三試合は両者が共に倒れるという空前絶後の残忍凄惨な真剣勝負となった。そこまで人間を狂わすものは一体なんなのか? 煩悩・本能・エロス・残酷・耽美・退廃・無惨……真剣による御前試合という極限の状況が、人間本来の姿を暴き出す!!