仮題・中学殺人事件
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仮題・中学殺人事件
推理小説の歴史をひもとけば、『黄色い部屋の謎』や『アクロイド殺害事件』のように、犯人の意外性で売り出した名作があまた存在する。ところがこれまで、どんな物語にも不可欠な人物であるのに、かつてこれを犯人に仕立てた推理小説というのは、ただの一編もなかった。読者=犯人である。そのことに気づいた、推理作家たらんと志すかけだしのぼくは、犯人を読者に求めようとしたのだ。そう、この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです!――推理小説の仕掛け人・辻真先の出発点となった名作登場。
解説=桂真佐喜
※※こちらの作品は以前販売していました同名タイトルの新装新版です。重複購入にご注意ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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