
入江のほとり
教職に就きながらも独学で何年も英語を勉強していた辰雄。だがある日、久々に帰ってきた長男の栄一から、お前の英語はすべて無茶苦茶で意味を成していない、どうせ発音も間違いだらけなのだろう、具の極みだ、田舎にいるのなら短歌や句をいいんじゃないか、伝わらない英語を学んでもどうにもならないだろう、と言われてしまう。
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