血の色の記憶
詩人・ランボーの詩に見立てた殺人。手がかりは色覚障害の少年が失った記憶の中に。鮎川哲也賞受賞作家が贈る傑作本格ミステリ。【全329ページ】
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血の色の記憶
色覚障害者のサイト<ランボー・クラブ>。仲間を探す不登校の中学生・菊巳が偶然見つけた、そのサイトのトップに掲げられたアルチュール・ランボーの詩。フランス語など習ったこともないのに、なぜ僕はこの原語の詩を読めるのだろう? 「Aは黒、Eは白、Iは赤、Uは緑、Oは青……」。その時、僕にあるはずのない、鮮やかな血の色を見た記憶が蘇った。そして後日、何者かによってサイトの詩が書き換えられ、詩になぞらえた死体が発見された! 色覚障害の少年をめぐる事件の、驚くべき真相とは? 鮎川哲也賞受賞作家が贈る、傑作本格ミステリ。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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