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アダ戦記
災いの星の下に生まれたことから、名もないまま地下牢に幽閉されていた青年。
そんな青年がある日王から、「アダ」の名前を与えられ、言葉を教えられ、自由を得る。
自由を得た彼は予言を受け、人並み外れた能力を持つことに気づいてゆく。
放浪を続けるアダは子供達や子を亡くした母親との出会いから人との触れ合いを知り、命の重さを感じ始める。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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エディターのおすすめ
中世ファンタジー作品の名手、堤抄子先生の作品。
緻密な設定と、ストーリーの中で設定を掘り下げ、世界の歪みを解き明かしていく展開がファンタジー好きの心を最高に躍らせてくれます。不思議なことを「ファンタジーだから」で終わらせず、「この世界はこういう歴史と仕組みで成り立っている。だからこういうファンタジー世界なんだ」という部分をしっかりと物語の流れで見せてくれるので、ファンタジーの謎設定が肌に合わない人にもオススメ。
また、生命倫理的な問題を追及する展開も多く、命の重さを単純に「こうだ!」と決めつけるのでなく、色々な事象を通して悩みに悩む流れは非常に考えさせられるものがあり、そういったある種哲学的な漫画が好きな人にも読んでもらいたい作品です。
唯一にして最大の欠点は、全体的にやや華に欠けることでしょうか…読んで気持ちが盛り上がるには、やや時間(ページ数)がかかります。でも前述の内容で興味を惹かれた人は外さないハズなので、ぜひ読んでみてください。
(編集:新堂|作成日:2014/2/25 )