刑罰
孤独感は残り続ける。たとえ罰を免れようとも。『犯罪』で本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた短篇の名手が紡ぐ12の物語。【全140ページ】
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刑罰
黒いダイバースーツに身を包み、浴室で首をくくっていた男。赤ん坊を死なせた夫の罪を肩代わりし、3年後に出所の日を迎えた母親。静寂の中で余生を暮らし、夏の終わりに小銃に弾を込めた湖畔の住人。犯罪組織のボスとして人身売買の罪で起訴された男と、彼を弁護することになった新人弁護士。
──唐突に訪れる犯罪の瞬間には、彼ら彼女らの人生が異様な迫力をもってあふれだす。
刑事専門の弁護士として法廷に立つ傍ら、デビュー作『犯罪』で本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた当代随一の短篇の名手が、罪と罰の在り方を鮮烈に問う12の物語。
【目次】
参審員/逆さ/青く晴れた日/リュディア/隣人/小男/ダイバー/臭い魚/湖畔邸/奉仕活動(スボートニク)/テニス/友人/訳者あとがき/解説=千街晶之
※こちらの作品は同タイトルの文庫版です。重複購入にお気を付けください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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