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異国の館に恋の降る
天涯孤独の千尋は建築の才能を見出され海外留学を果たす。だが後見人となり導いてくれた子爵のフランツは、多くを語らぬ気難しそうな人だった。戸惑いながらも、一度だけ触れたフランツのやさしさを胸に頑張ろうとする千尋。けれど周囲からの好奇と蔑みの視線がその心を弱らせていく。そんな時、フランツは不意に千尋を力強く抱き締め接吻を……。――躰が火照るのも、肌がざわめくのも、自分が慣れていないせい? 初めての感覚に無垢な躰を震わせ、フランツの『挨拶』を受け入れる千尋だったが……。
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(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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