恋物語をふたつ

恩師の葬儀に出た帰りに、瞳子は昔ながらの古本屋に立ち寄った。
緑色の背表紙が気になり、棚にひっそりと置かれていた一冊を手に取った。
それは、身分違いの恋に悩む物語。
買おうと思ったけれど、値段を見て驚いた。あまりにも高額だったから。
おまけに、レジで店番をしていた若い男性は瞳子に素っ気なく言い放つ。
「その本、売るつもりないから」
恋物語の行方を見届けたくて、瞳子は古本屋に通い続けた。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 4

  匿名さん

  2020-01-25
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  良い作品に出会えました。もっと長いお話にして欲しいくらいです。

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• 4

  メグさん

  2018-08-23
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  二つの物語を平行して読むことができたので、お得な気分になりました。私自身、古本屋さんが好きなので、親近感を持てる作品でした。こういう風に、二人で支え合っていける生き方っていいな。しみじみと心に残る読後感でした。

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• 3

  おちびさん

  2017-05-08
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  途中まで、ちょっとずつ近づいていく二人にどきどきしながら読んでたのに、ページの関係上なのか、急に早足で終了してしまいました。面白かったのに、もったいない！読み終わっても、あー何かもったいないなぁ･･･て言う余韻で･･･残念でした。

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