循環−Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2020−
作品詳細
- 発行 東京創元社
- ジャンル 小説・文芸:SF・ファンタジー
- シリーズ 創元日本SFアンソロジー2020
- 紙初版日 2020年8月31日
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レビュー
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大阪湾の淀川河口から10キロほど上流にある毛馬閘門(南の大川へ分流させるために水面の高さを調節するエレベーター機構)のほとりで語られる、半日たらずの静かな物語。著者自身を思わせる語り手が半生を回想しつつ、水の街・大阪をめぐる歴史と幻視が挿入される。物語の鍵となるのは、毛馬閘門の最初の設計者となった人物と、語り手が二十代のころに会社の片隅で見つけた奇妙な道具。大阪キタの歴史に思いを寄せ、水の流れとともに語る忘れがたい好編。
※本電子書籍は、『Genesis されど星は流れる』(東京創元社 2020年8月28日初版発行)に収録の「循環」のみを電子書籍化したものです。
『Genesis されど星は流れる』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
みんなの感想
循環−Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2020−
著者を思わせる語り手が会社の片隅で見つけた奇妙な道具。淀川のほとりで回顧される、大阪をめぐる歴史と幻視。忘れがたい好編。【全29ページ】
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