貧乏な生活から抜け出すため勉強に勤しんでいるミン・ジウクの目標は政財界の御曹司が通う大韓高校を優秀な成績で卒業し、韓国大学に入学すること。周囲と打ち解けられないジウクはひたすら勉学に打ち込もうとするが、その道のりは容易ではなかった。韓国最大の企業JSグループの御曹司、ジュ・スンオンは事あるごとにジウクの自尊心を傷つけ、いじめてくる。一方、イルガングループの御曹司、クォン・ヒョンソはジウクに親しみを持っているようだが、たまに曖昧な態度をとる。人の無関心さに慣れていたジウクだが、2人の間で戸惑いを隠せないのも事実だった。果たして、ジウクは自分が望んだ人生を送ることができるのだろうか？

ビジュアルと演技力を兼ね備えた大人気俳優イ・ウヨン。そんな彼には冷酷な裏の顔があった。スターとして活躍する彼の唯一の欠点は、マネージャーが頻繁に変わること。ウヨンの新マネージャーになったチェ・インソは童顔で貧弱な男子。ウヨンの無理難題に全力で応えてくれるが、その言動はどことなく怪しい。「俺のことが嫌いなのは明らかだが…」不可解なインソに疑いを持ち始めるウヨン。実はインソは過去の出来事がきっかけでウヨンに復讐の念を抱き、彼に近づいたのだった。マネージャーとしての仕事を完璧にこなすインソは次第にウヨンの目に留まり、ウヨンのインソに対する疑念や好奇心はやがて複雑な恋心として芽生え始めるのだが…。

幼少期に両親から捨てられたが、養母のもとで心優しく育ったユ・チェウルは、職場の上司クォン・チェホンに密やかに片想いをしていたが、ある日その上司が突然亡くなったと聞く。同僚の前では何事もなかったかのように必死で振る舞っていたチェウルは、耐えきれずに道端で泣き崩れてしまう。泣き疲れてふと顔をあげると、目の前には死んだはずのチェホンが立っていた。チェホンはその場で気を失うと黒々と美しい「蛇」に変身する。驚きつつも彼を慕うチェウルは、自らの家に「蛇」である彼を運んで献身的にケアをするが、時折人間に戻る彼は記憶も目つきもそれまでとは何もかもが違っていて…。人外恋人との壮大な輪廻転生ラブストーリー。

生物学的な男女の区別とは別に、オメガとアルファという特異体質のある世界。しかし、その出現は特にアジアでは稀なものだった。その中で「アルファ」として生まれた第二皇子イ・ロク。その婚約者として選ばれたのは条東製薬の病弱な末息子で「オメガ」とされるハン・サンユルだった。しかしサンユルの正体は、幼少期にとあるオメガから買い取られ、一般体質の彼を薬物でオメガのように変質させるためのモルモットとして実験室で育てられた条東製薬が目論む計略の駒だった。そんな中、初めて人として優しく扱ってくれるイ・ロクと出会い、「普通の人の暮らし」に興味を持つようになる。徐々に皇子との関係も深まっていくにつれて、自らの正体を明かすことを許されないサンユルは罪悪感に苛まれることになるが…。

大学生のチャ・スヨンは若き天才ピアニストとうたわれていたが、あることをきっかけに極度の緊張と恐怖で舞台に立てなくなってしまう。そんなトラウマからスヨンは、他人と体を重ねることで心の虚しさを満たしていた。ある日、大学の教養科目で出会った後輩、シン・ヘスとプレゼン課題でペアを組むことになったスヨン。当初は、競泳選手であるヘスの陽気さや体育会系のノリに困惑したものの、彼の優しさや温もりに触れ、特別な存在として強く意識しはじめる。心の傷を引きずるスヨンを何とか幸せにしたいと一途な愛情を注ぐヘス。しかし、スヨンは愛した人を皆不幸にしてしまったという過去の負い目から、ヘスを突き放そうとする。しかし、その一方でヘスの優しさや温もりは全部自分のものであってほしいと願うのだった。押し寄せては引いていく…渚できらめく波のような恋の駆け引きの行方は…？

母親の治療費を稼ぐために苦労してきたイ・ハギョンのもとにある男が訪ねて来て、奇妙な提案を受ける。自分の老い先短い父親のために女装をして恩人の孫娘のふりをしてくれというのだ。もしその父親を数ヶ月の間騙すことができれば、高額な母親の治療費も入院先も手配するという提案にハギョンは戸惑いながらも了承する。その恩人の隣人として幼少期を過ごしたハギョンは、男の父親に孫娘だと信じ込ませることに成功。このまま順調に恩人の孫娘として数ヶ月を過ごし、無事報酬を得られると思っていた。真実を知る男の息子・ユンソンが登場するまでは。7年後、バーで働くハギョンは聞き慣れたユンソンという名前を聞くが、ありふれた名前だと聞き流そうとする。しかしある日、その男に出会ってしまった。ハギョンが騙さなければならなかった、そして捨てるしかなかった…ユンソンに。過去と現在が交錯する、初夏の薫風が流れ込んでくるような純愛物語。

「先輩、俺と寝ます？俺のこと好きでしょ」
一目惚れしたドジェからそんな提案をされたウンタクは、戸惑いつつも彼との接点を作りたい一心で一夜を共にすることに。自分がリードする恋愛しかしてこなかったウンタクは初めて掘られる側になり、うろたえる。果たしてウンタクは好みとは真逆、何一つ噛み合わないドジェと恋に落ちることができるのか。キャンパスを舞台に何もかも正反対な俺たちの恋物語が今始まる。

クエルン王国の唯一の王子であるリヒトと宮廷庭師の息子であるジュイン。本来ならば出会うことすらない二人は幼少期を共に過ごすことになる。ジュインはリヒトにずっと恋い焦がれていたが、ベータである自分が王族のアルファと結ばれないことを知っていた。リヒトは王族としてオメガと婚姻し、王位を継承しなければならないが、それでもジュインにずっとそばにいてほしいと願う。そんなリヒトに背を向けるように、ジュインは宮殿を離れるのだった。そして3年後、リヒトへの思いを振り払えなかったジュインは執事として宮殿に戻り、リヒトの使用人として彼と再会するのだが…。

事業に失敗した父親の借金を母親と返済し続けてきたウヒョン。働き詰めで体を壊した母親の代わり、好きだった水泳も諦めてバイトを掛け持ちしていた。そんな中、友達の紹介で高級住宅地に隣接したお店でピザのデリバリーをすることになる。一方で、誰もが羨む大企業Sグループの御曹司・ソアンは、常に完璧を求める父親に振り回されながら生きてきた。溜まりに溜まったストレスでパニック障害を引き起こし、一人暮らしをする高級マンションにひきこもりがちになってしまっていた。そんなある日、ソアンの親友が出来心でオーダーしたピザをウヒョンが届けに来て…。住む世界は違うけど、人生に疲れ切っていた2人はピザのデリバリーをきっかけに出会い、惹かれていく。そんな二人の格差・青春ラブストーリー。

「ぼ、坊ちゃま！！ 取引先のビルの前ですよ…！」「濃いですね。ずっと我慢してたんですか？」
容姿端麗で品位に溢れた坊ちゃまと幼い頃から彼に仕えてきた男性秘書のハン。それが表向きの二人の関係…。しかし、彼らには誰にも言えない秘密があった。坊ちゃまの行動が次第にエスカレートする中、夜ホテルに来るよう告げられたハン秘書は、別れ際にあるものをプレゼントされる。「絶対に付けてきてくださいね＾＾」渡された“ソレ”と同じくらい顔を赤らめるハン秘書。戸惑いを隠せないまま、約束の場所へと向かう。やがて降りしきる雨のなか、ついに二人だけの特別な夜が始まるのだが…。

コ・ヨンウォンは若くして博士号を取得、さらに高額年俸で有名大企業の主任研究員といった経歴は華やかだが、実は学校と研究室だけの行き来ばかりで恋愛の「れ」の字も知らない恋愛初心者。惚れっぽく猪突猛進型の性格のせいで恋愛が始まる前にフラれてしまうことも日常茶飯事だった。しかし、そんなヨンウォンにもそれなりに恋愛願望があった。自分の名前「ヨンウォン（永遠）」みたいに長く続くロマンティックな恋をしてみたい！ そんな中、身の回りでよく絡んでくる男といえば、自分と好みも性格も正反対の同い年の性悪同僚カン・ヒョンウだけ。毎度のごとく会議中に喧嘩を売ってくるヒョンウを前にして「この世の男が全て滅んでも、こいつだけはない」と心に誓ったのに...！ お酒の勢いでヒョンウとありえない賭けをしてしまい...