検索結果

クリスマス目前のある夜、無性に人恋しくなったノエルはバーに立ち寄り、カウンターでウィスキーを飲むジュンに目を奪われる。一夜の相手を探していたジュンと意気投合し、運よく夜を共にするも、目を覚ますと彼は姿を消していた。分かっているのはジュンという名前だけ。もう二度と彼に会うことはできないのだろうか…?気落ちするノエルは、大一番のプレゼン中にも彼のことばかり考えて失敗してしまう。クライアント企業のロビーでそんな自身に呆れていたとき、見覚えのある顔を見つけるのだが…。

生物学的な男女の区別とは別に、オメガとアルファという特異体質のある世界。しかし、その出現は特にアジアでは稀なものだった。その中で「アルファ」として生まれた第二皇子イ・ロク。その婚約者として選ばれたのは条東製薬の病弱な末息子で「オメガ」とされるハン・サンユルだった。しかしサンユルの正体は、幼少期にとあるオメガから買い取られ、一般体質の彼を薬物でオメガのように変質させるためのモルモットとして実験室で育てられた条東製薬が目論む計略の駒だった。そんな中、初めて人として優しく扱ってくれるイ・ロクと出会い、「普通の人の暮らし」に興味を持つようになる。徐々に皇子との関係も深まっていくにつれて、自らの正体を明かすことを許されないサンユルは罪悪感に苛まれることになるが…。

コ・ヨンウォンは若くして博士号を取得、さらに高額年俸で有名大企業の主任研究員といった経歴は華やかだが、実は学校と研究室だけの行き来ばかりで恋愛の「れ」の字も知らない恋愛初心者。惚れっぽく猪突猛進型の性格のせいで恋愛が始まる前にフラれてしまうことも日常茶飯事だった。しかし、そんなヨンウォンにもそれなりに恋愛願望があった。自分の名前「ヨンウォン(永遠)」みたいに長く続くロマンティックな恋をしてみたい! そんな中、身の回りでよく絡んでくる男といえば、自分と好みも性格も正反対の同い年の性悪同僚カン・ヒョンウだけ。毎度のごとく会議中に喧嘩を売ってくるヒョンウを前にして「この世の男が全て滅んでも、こいつだけはない」と心に誓ったのに...! お酒の勢いでヒョンウとありえない賭けをしてしまい...