よくあるファンタジー小説。私、その小説の妃になってしまいました。正しくは、主人公の手で殺される悪の脇役で、しかも金遣いの荒い悪妻! でも、子供の頃から尽くす妃を演じたら、首が跳ね飛ばされるのは避けられるかも? よし。今から、私の目標は無事に離婚すること! だったはずなのに…ちょっとした誤解が大きな波紋を呼び、計画は大迷走。私、本当に無事に離婚できるかな!?
読んでいたテンプレなファンタジー小説の中に入り込んでしまった!よりによって、主人公に殺される悪の脇役に…?!
第二皇子の母親である皇后は息子を皇帝に立てるため、第一皇子・セザールの結婚相手にまで手を回す。その皇后の策略通り、セザールの悪妻・12歳のカナリアに転生した私は原作内容を知ってるからこそ、少なくとも処刑エンドは回避できるはず!!目指すは…平和な離婚?!