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とんでもない内容だった。とんでもなく暗く重い現実というものを明るく意味不明なテンションで読まされてしまった。考えたくない、直視したくない事ばかりだった。誰もが等しく連れて行かれる老後という世界。両脇を挟まれる様にして、1秒も休まず進んで行く時間。生まれた時から動く歩道に乗せられて、強制的に進まされる道の先々にはトラップばかり。勿論両サイドは断崖絶壁で逃げ場もない。その上で考えるべき事・やるべき事は山積みなのに進むスピードが早過ぎる上そもそもやりたくない。そういう事実から目を背けてはいけない。とりあえず猫は可愛い。
ギャグ漫画の体をなして、かなりの社会派。人ごとではない割には、他人と共有しにくい悩み「老後」はすぐにやってくる。
基本タイトルを踏まえた内容ですが話があちこちに飛びます。ラブコメ要員っぽいイケメンもいますがこの人も豪快にずれており、情報系漫画と考えると新しい知識は出てきませんが、逆にどこに着地するんだろうと興味がそそられます。主人公はさほど聡明でも善良でもなくそこそこ恵まれており、時に無知無神経なことを言い放ちますがとにかく素直な点、等身大の読者を少しバージョンアップした感じで好感を持ちました。ただ、孤独死そのものが「そんなに悪いことか?」と思うわたしはもう片足突っ込んでいるのかも。
この内容の深さを、こんなにライトに見せられたことに驚きました。続きがとても気になります。早く読みたいです。
あー、漫画ってこんなジャンルもありなんですね!感心しました。内容はいわゆるノウハウ本的な部分が多いのですが、わかりやすく普遍的で勉強になります。単なる知識の羅列ではなく、めんどくさがり屋の一般人の気持ちもわかってくれているのがうれしい。(先生的立場の青年以外)登場人物がどこにでもある家庭のごくごく普通の人たちばかりで、勝手なところもあれば同情できる部分もあり、その心理がすっきり共感できて物語としても面白いです。
結婚していてもしていなくても、自分の最期考えておく方が良い!と心底大笑いしながら納得できる快作です。特にラップバトルはサイコーでした。
主人公の環境、経歴、性格と全てがどこか自分に似ていて、生涯お一人様を目指している身としては聖典レベルに参考になります。時折挟まれる胸キュンにも栄養を貰ってます。近々書籍でも揃えたい。
カレー沢作品をちゃんと読むのはクレムリン以来です。ツイッターで冒頭が無料公開されていて掴まれてホイホイ購入してしまいました。鳴海の鈍感さと素直さで話が転がっていき説教臭さが無いので読みやすいです。読みやすいけど鳴海に似た境遇の自分にはグサグサ刺さる。他の人のレビューでも新しい情報は特にないとあり、情報詰め込み系お役立ちマンガではないです。家族や同僚を一面からしか見ていなかったことに気づき、それをきっかけに終活することを考え始める鳴海にリアリティを感じました。あと猫は神。
カレー沢先生待望のコミック最新作(2020年3月現在)。ヘルジャパンで粛々とまっとうに生きる事の難儀さとか虚無感とかがニッチに濃密に描かれています。二十代や三十代でもう孤独死の心配をしないといけないって本当に辛い。人とのつながりを求めても、老若男女それぞれ罰ゲームみたいなのを背負ってるし、各々の間には何か深そうな溝もあって、まともであればあるほど不用意に距離を詰めがたい。ついでに言うと、残念なほど不器用だったり鈍だったりもする。そして必要な情報は知れば知るほど悲しくなる。こんな鬱な状況をきっちり笑いに仕上げる手腕はさすがだと思います。続巻にも期待します!あと、猫は喋りません(今のところ)。
面白かった。どんどん面白くなっている。熟年離婚にとことん向き合い、母娘のラップ対決であぶりだしていく問題定義。日本は家族の絆で支えられてるってほんとだねぇ。絵の線が整理されてすっきり見やすくなってきた。次巻も購入しようと思います。
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とんでもない内容だった。とんでもなく暗く重い現実というものを明るく意味不明なテンションで読まされてしまった。考えたくない、直視したくない事ばかりだった。誰もが等しく連れて行かれる老後という世界。両脇を挟まれる様にして、1秒も休まず進んで行く時間。生まれた時から動く歩道に乗せられて、強制的に進まされる道の先々にはトラップばかり。勿論両サイドは断崖絶壁で逃げ場もない。その上で考えるべき事・やるべき事は山積みなのに進むスピードが早過ぎる上そもそもやりたくない。そういう事実から目を背けてはいけない。とりあえず猫は可愛い。