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これがデビューコミックスなんですね。こりゃすごいクオリティだわ。もちろん絵の拙さはありますけれども、いやいやストーリーがすごくイイ!短編なのにどの作品にも胸キュンと切なさがあって、そしてちょっぴり郷愁を感じさせるものがあって、心にグッときました。表題作はちょっと「CIPHER」を思い出させるものがありました。やっぱりこの作者様大好き。
短編集なのにどれもとても深い心情を丁寧に描いた素敵な作品でした。細やかな心の中が主なテーマです。ほとんどエッチもキスもないけど、なんか私が大切に思ってるBLの恋愛をそのまま表現してくれたそんな感じです。うまく説明できないな、、。
表題の他に3編ありますが、最後の稲穂〜のお話がすごく印象に残りました。田舎って色んな所に目があって、閉鎖的で、でも近所付き合いは濃密で…そういう場所で男の子同士が付き合うなんて何を言われるかわからない。村八分にされちゃう。でも稲穂が身長よりも高く金色に色付く季節だけ、稲穂の畦道を通るときだけは手を繋ぐことができる。そんな高校生の初恋がとても優しく描かれています。読後が切ないけど心が温かくなる作品って稀有だと思います。何度も読み返します。
『化け猫かたって候』で初めて知った作者様で、このデビューコミックスでも素晴らしい才能が光ってます。「稲穂に帰る道」「稲穂につづく道」ではわれ知らず泣いてしまいました。どの短編も切なくて、画にも物語にも光と影のようなものが感じられて、良かったです。じわじわ世界に引き込まれました。緑さんと同様に怖がりなのでお化けのお話は本当にゾワゾワしました。 私は、ストーリー重視で、登場人物たちの思いに揺さぶられること即ち幸福と思う読者なので、早寝電灯先生の作品の読後感は本当にしみじみ幸福です。すこしレトロで叙情巧みな作風からさぞ鋭く繊細な感受性の持ち主なんだろうなあと勝手に想像します。 特に印象的になのは涙。主人公たちの目には折に触れて言葉にならない想いがあふれて浮かんでいます。ぽろ・・とこぼれ落ちる涙。ぐっ・・と堪える涙。つつ・・と静かに流れる涙。彼らと一緒に泣いてしまう。 早寝電灯先生の世界にもっと出会いたいな、と思わせる作品たちです。「その後」は各作品が触れられていてそこも良かったです。
作者さん買いです。短編集ですが、どれも内容が良く、繰り返し読みしたくなリます。全部のその後も可愛くて満足度は星5以上です。
どの話も凄い良かったです。デビューとは思えないクオリティでした。その後もあって満足です
この本を4番目に読みました。デビューして何年も経っていた作家さんだったんですね。一作目からものすごい才能を感じます。絵が繊細で目立つ方ではないので、まだ気付いてない人が多いと思います。でも粘り強く発表していって欲しい。この方は怪物に化ける可能性があると思いました。
今まで買った短編集の中でもすごく好きな本です。どこか切ないような雰囲気が全体的にありますが、最後は温かくなれるというか…。BLにありがちな、無理矢理感がなく自然に読めます。表題作と一番最後の稲穂〜〜の作品がすきでした。
表題作はかなり切ない感じです。やはり死が絡むと本で読んでも悲しいのでマイナスにしてしまいましたが、お話はどれもキレイで、エロはありません。4作とそれぞれの描き下ろし?(これは4作とも軽さが出ていてよかったと思います。)が少しあるのですが、最後の稲穂のお話が個人的にはハッピーエンドで1番好きでした。
4つのカップルのお話がはいっています。4つめの『稲穂〜』の二人が好きだな。
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これがデビューコミックスなんですね。こりゃすごいクオリティだわ。もちろん絵の拙さはありますけれども、いやいやストーリーがすごくイイ!短編なのにどの作品にも胸キュンと切なさがあって、そしてちょっぴり郷愁を感じさせるものがあって、心にグッときました。表題作はちょっと「CIPHER」を思い出させるものがありました。やっぱりこの作者様大好き。