愛は深く静かに ベティ・ニールズ選集 8

厳しくて口数の少ない教授の優しい気遣いにふれて……。

ロンドンの病院で外科病棟の看護師長をしているメガンは、同じ病院に勤務する医師と半年前に婚約した。熱烈な恋愛でなくとも、彼とは安定した家庭を築けると思っていたが、この頃、本当に私は彼が望むような女性なのだろうかと不安になる。というのも、田舎に住む家族と引き合わせたとき、彼はどうやら内気で従順な妹のほうを気に入った様子だったのだ。ある晩、メガンが婚約者の心ない言動に傷ついていると、病理学部のファン・ベルフェルト教授がさりげなく慰めてくれた。なんて優しい人。勤務中のクールで厳しい教授とは別人みたい……。だが、そのとき恋が芽生えたことに、メガンはまだ気づいていなかった。

■唯一無二の作風で今も愛され続けるベティ・ニールズの、1993年の作品をリバイバルでお届けします。職場の皆から恐れられるほど冷たく厳しい教授。いつもは寡黙な彼がときおり見せるさりげない優しさに、メガンはしだいに信頼と愛情を抱きはじめますが……。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 4

  姥桜さん

  2022-04-21
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  どのように綺麗事を言おうとも、婚約者と妹が良い仲になったと言うのは物凄く傷つく話だと思う。私は人間が出来てないから、ヒロインが大金持ちの男爵夫人になって良かったと本当に思ってしまいます。しかしこのヒーローは自信家だわ。

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• 4

  はるママさん

  2016-08-20
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  婚約者と妹が恋に落ちてしまうなんて可哀想過ぎます。婚約者も妹も悪く無いという設定なので、余計にヒロインが可哀想で胸が痛かったです。ヒーローは抱擁力のある大人の男性なので傷心のヒロインを任せて安心。徐々にヒロインがヒーローには惹かれていく様がとても良かったです。ちなみに、ヒロインは婚約破棄を静かに受け入れ二人を祝福しますが、読んでいる私はその後の二人の無神経過ぎる言動にめちゃ腹が立ち、思わず二人の不幸を願ってしまったのでした。

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