四つの愛のかけら

イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって！？　確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。――ミシェル・リード『愛のアリアを歌って』より
＊本書に収録されている「愛のアリアを歌って」「別れを選んだ理由」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 1

  きいちさん

  2015-12-31
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  クソみたいな話だった。いや、一言で切って捨てるにはおかしいけど。でもどれも短編で、拗れたものをどうにかくっつけるのに必死、みたいな話ばかり。唯一、３話目が、なんかまっすぐなヒーローががんばってから回ってでもがんばる、みたいな話に感動するヒロイン。落ちたね、という話だったけど、それ以外は本当に、いやお前らどうしてそうなるのよ、て全部に突っ込まずにはいられない。人の裏を読み、傷つけ、罵ってまで、最後には勝手に解決してヒロインを手に入れるヒーローばかりで・・・いや、短編だからってさぁ、肝心な部分を端折るってどうなの？　それよりも前に、自分の気持ち優先で相手を傷つけてそれを無視するってどうなの？　そんなヒーローに愛を返すヒロインもあっぱれだよ。

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