猫の遊ぶ庭

京都のK大学の院生・織田和祐は、古ぼけた吉田寮に入ることに。大正時代からあるという吉田寮は、その住人も強烈な個性を持つ学生達ばかり。織田は彼らに不信感を抱くが、そんな中、涼しげな美貌が印象的な杜司篁嗣と出会う。蒸留水を飲んで育ったような人だ、と織田は杜司に関心を持ち、惹かれていくが……。書き下ろしを収録した待望の文庫化。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  はんなさん

  2018-02-23
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  読み始めは、清潔とは間逆の寮にドン引いたのに、読み終えた後は、モデルになった本物の吉田寮が末長く守られますように、と願っていました。濃厚な知性に燻されてきたかのような、歴史を感じさせる寮内外の描写にジーンとしました。平河寮シリーズとも、空色スピカシリーズとも、全く違うタイプの寮住み男子を堪能させて頂きました。

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• 4

  Lさん

  2023-03-25
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  杜司の浮世離れしたキャラに好みが分かれるかなあと思いました。織田はザ・ワンコな好感度高い青年でした。厄介な先輩たちがいい味出してました。

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