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愛と憎しみの旅路

著者アン・メイザー
翻訳千里悠

ジャンル：ハーレクイン小説
長さ：373ページ
4.0 (2件) 2 2

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作品詳細

ヘレンは祖母の急逝を知らされ、重い足を故郷に向けた。忌々しいレイフのせいで、唯一の家族である祖母の最期に立ち会えなかった。レイフはヘレンにとって大切な屋敷の使用人の息子で幼なじみだ。ヘレンは祖母のお気に入りの彼に反発する半面、憧れを抱いていた。だが15歳の夏の日、淡い恋心を踏みにじられ、愛は憎しみに変わった。彼とのいがみ合いもこれで終わるはず……。ところが葬儀のあと、レイフの素性が明らかになり、予想外の遺言が言い渡される。屋敷はレイフに遺され、ヘレンは彼と結婚しない限り相続できない、と。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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4
yonpyさん

2019-06-30

※このレビューにネタバレが含まれています。
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なかなか読みごたえがありました。二人が素直になれなくて、もうこのままかと思いながら読み進みました。離れ離れにならないうちに、ハッピーエンドで、やっと安心しました。

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4
神楽さん

2014-03-15

※このレビューにネタバレが含まれています。
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まどろっこしくもあり、切なくもあり、苦しい展開の多いお話ですが、嫉妬とか人間の機知に富んだ心模様を描いた作品としてはよく描いていると思います。ヒーローの正体をボカす辺り、気になって読み進めましたが、気が付けば半分以上を超えて次の展開へと向かうところという、飽きの来ない展開でした。只、ヒロインがやはり甘やかされたお嬢様という点では、いささか辟易とする部分や、子供っぽいと云える部分が目に付き、女性としての部分に物足りなさがありました。ヒーローも、意地の悪い部分が最初では前面に出ていたのもあって、もう少しクセの有る男の様に感じていたのですが、生い立ちの割には優しさとか人間的魅力を垣間見せているのですが、ヒロインとのやり取りでは掴みにくく、取っ付き難いのでどういう展開へと向かうのかが読めず、ついつい最後まで読んでいました。最後は、終わり良ければって感じの終わり方でしたが、意外なエピソードが入っていたことで、レディが遺言を作った本当の理由が分かったことで、二人とお祖母様の三人の愛情と絆が、本来、かつての三人で有るべきだったはずの姿になったような気がして嬉しかったです。

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