猫、22歳
「これは、躾だからな?」
ある日やってきたのは、ひとりの『猫』だった――小説家の昇平のもとに、姉が連れてきたのは22歳の甥・志朗。
しかし、彼は四つんばいで歩き、猫用の皿からミルクを飲み、「にゃー」と鳴く。
なんの前触れもなく「そう」なったという彼を預かることになった昇平だったが……。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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柳沢先生の「猫」シリーズは、 猫、22歳、猫、35才、叔父を看取った後の話、の三篇が有って、単行本に収録されてます。 猫の擬態をして、伯父を手に入れる甥。猫になり切って、発情期に押し倒す・・そこまでやるか、と思うくらい甥は叔父に恋していた。 その後の作品で、叔父が亡くなった後、叔父のペンネームを使い執筆を継続する甥はついに受賞をする。 甥は、叔父の才能もにも惚れていたという事みたい。 内容が深いなー。