女帝の手記(5)
次第に仲麻呂に利用されていたということに気付く上皇。恋に破れ、頼りにしていた母も亡くなり、生きる意欲を無くしていたが、道鏡の慰めに癒される。彼女は道鏡の導きによって出家し、仲麻呂から実権を奪い返す決意をする。
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239
配信日:2026/07/15
配信日:2026/07/15
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現在5巻
女帝の手記
時は奈良時代、聖武天皇と光明皇后の間に生まれた娘、阿倍内親王。皇太子だった阿倍の弟は体が弱く、幼くして死んでしまう。藤原氏直系で唯一の内親王となった阿倍は、皇太子として即位する。藤原家の期待を背負い、女の幸せを捨て、阿倍の政治家としての日々がはじまろうとしていた…史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯。
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はづき113さん
4
2026-07-15
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現在5巻
女帝の手記(1)
時は奈良時代、聖武天皇と光明皇后の間に生まれた娘、阿倍内親王。皇太子だった阿倍の弟は体が弱く、幼くして死んでしまう。藤原氏直系で唯一の内親王となった阿倍は、皇太子として即位する。藤原家の期待を背負い、女の幸せを捨て、阿倍の政治家としての日々がはじまろうとしていた…史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯。
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215
配信日:2026/07/15
配信日:2026/07/15
女帝の手記(2)
満十九歳にして史上初の女性皇太子となった阿倍。かつては母・光明皇后の誇り高い態度に感銘を受け、藤原一族としての高い意識を持とうとした阿倍だったが、長屋王の件をはじめとする藤原家の陰謀が周知の事実であることに直面し、絶望する。
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227
配信日:2026/07/15
配信日:2026/07/15
女帝の手記(3)
故藤原武智麻呂の次男で、とびぬけて頭が良く、天才と言われた藤原仲麻呂。女帝となるからには、生涯独身でいなくてはならず、恋とは無縁のはずだった阿倍は、仲麻呂に恋をしてしまう…そんな折、ついに阿倍は孝謙天皇として即位する。
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219
配信日:2026/07/15
配信日:2026/07/15
女帝の手記(4)
実権のある女帝になりたいと願いながらも、仲麻呂との愛に溺れてしまう孝謙天皇。仲麻呂と結婚するために、すべての権限を与え、譲位して自分は上皇となる決断をする。仲麻呂は最高権力と無尽蔵の財力を手にしたが、野望はそれにとどまらなかった…
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215
配信日:2026/07/15
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女帝の手記(5)
次第に仲麻呂に利用されていたということに気付く上皇。恋に破れ、頼りにしていた母も亡くなり、生きる意欲を無くしていたが、道鏡の慰めに癒される。彼女は道鏡の導きによって出家し、仲麻呂から実権を奪い返す決意をする。
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239
配信日:2026/07/15
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里中満智子氏の漫画『天上の虹』『長屋王残照記』の続編。阿倍内親王のち孝謙・称徳女帝を「ステレオタイプの悪女」として描かなかったことは評価する。その上で、読み終えた後、なんともいえない「ぐったりした感じ」を覚える。理由は3つ。理由1:『天上の虹』の時代から繰り返されてきた「古代日本の皇族内における近親婚の弊害」が『女帝の手記』の時代でモロに出てきたこと。血統重視の末に、「健康な跡継ぎ」がいなくなってしまったのである(→天武系断絶)。理由2:『天上の虹』の時代からは、世の中が大きく変わりすぎていたこと。律令制においては、その制度の性質上、政府が政治の実権を持ち、天皇は「権威の象徴」として飾り物になる(ただし、最終的な人事権は天皇にある。)。他方、律令制に基づく政治の理想が、現実社会に対応しきれなくなってくる(「三世一身法」「墾田永年私財法」がそのわかりやすい例である。)。こういった場面は、『長屋王残照記』でもたびたび見られるが、『女帝の手記』ではより深刻な問題になっている。理由3:肝心の孝謙・称徳女帝が「距離感迷子」だったこと。彼女は決して無能ではない。「皇族でありながら藤原氏の人間」というあまりにも複雑すぎる立ち位置に生まれ、その立ち位置で生きていかなければならなかったことを考えれば、彼女なりに努力してきたとは思うし、正直多少同情もしたくなる。だが、それを差し引いても、孝謙・称徳女帝が、藤原仲麻呂にたいしても、道鏡に対しても、距離感を間違えたのは否めない。以上3つが重なり合ったことで、あの「宇佐八幡宮神託事件」を招き、孝謙・称徳女帝は、藤原氏のみならず世間をも敵に回した。結果、「孝謙・称徳女帝としての権威」も「阿倍という一人の女性としての矜恃」もズタボロになるというバッドエンドを迎えたのである(爆)。以降、現代に至るまで、孝謙・称徳女帝には「悪女」のイメージが付き纏う羽目になる(某ストーリーな女たちで、「オトコに狂った女帝」「貢ぎ癖のある女性天皇」「自分を癒やしてくれたイケメン僧侶に皇位まで貢ごうとして!?」と擦られるほどには。)。あくまでも私の超個人的な感想ではあるけれど、阿倍内親王としても、孝謙・称徳女帝としても、彼女に真に必要だったのは、「理解のある彼くん」ではなくて、『天上の虹』の大海人皇子と讃良皇女が言うところの「戦友」だったのではないだろうか?