ノベル
こちらニッポン
一昨晩おそく、泥酔して地下鉄の階段から転げ落ち、気を失ったようだ。やっと意識を取り戻すと、街が異様な様子に一変していた。市街のあちこちで、タクシーが電柱にぶつかってぐしゃぐしゃになり、無人となった住宅の密集地あたりでは、黒煙があがっている。大阪じゅうの人間が、僕ひとりを残して消えてしまったのだろうか? あらゆる都市の知人宅や会社に電話をかけまくったが、誰も出ない。緊張と興奮の連続でくたびれ果てていたとき、突然、電話のベルが鳴った――! 日本が空っぽになる異常事態。残されたわずかな人間たちは、極限状態をどう生き延びるのか? SF長編の金字塔!
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こちらニッポン・・・(上)
一昨晩おそく、泥酔して地下鉄の階段から転げ落ち、気を失ったようだ。やっと意識を取り戻すと、街が異様な様子に一変していた。市街のあちこちで、タクシーが電柱にぶつかってぐしゃぐしゃになり、無人となった住宅の密集地あたりでは、黒煙があがっている。大阪じゅうの人間が、僕ひとりを残して消えてしまったのだろうか? あらゆる都市の知人宅や会社に電話をかけまくったが、誰も出ない。緊張と興奮の連続でくたびれ果てていたとき、突然、電話のベルが鳴った――! 日本が空っぽになる異常事態。残されたわずかな人間たちは、極限状態をどう生き延びるのか? SF長編の金字塔!
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配信日:2026/12/18
配信日:2026/12/18
こちらニッポン・・・(下)
突然40億人もの人間が消失するという驚異の現象。日本でも、1億を超える人口のうち、残ったのはわずか25人――。「消え残り」の人々の間には、おぼろげながら「泥酔して転倒した挙げ句に失神していた」という共通のパターンがあることがみえてきた。この異常現象が発生してから10日目。「消え残り」組は東京に集まり、協力しあうことになった。しかし、新興宗教をやっている中年女性の神がかりが原因で分裂騒ぎが起こる。消え残った文明人として、この極限の状況をいかに乗り切るのか。自然災害や一極集中都市の壊滅など、現実にも起こり得る危機への鋭い警告を秘めた、奇想天外かつリアルなシミュレーション長編。小松左京の文明論とも言えるエッセイ「ホテルと私」の一部と、小松左京ライブラリによる解説も収録。
212
配信日:2026/12/18
配信日:2026/12/18
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