あねおと 2
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【全4巻】完結
あねおと
突然、姉と弟として暮らすことになった二人は、互いに悲しい過去を持つ者同士だった。海辺の町に住む中学生・萌子の家庭は、ある事をきっかけにぎくしゃくした関係になっていた。そんな状況なのに、父は知り合いの子を里子として引き取ることに。相手のことを何も知らされていない萌子だったが、浜辺でばったり弟になる喜一と出会い……
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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みんなの感想
あねおと 2
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夕暮れ、あぜ道、下校途中―突然、同級生・西浦の家に寄ることになった中学2年生の野村萌子。夕飯の匂い、西日に染まる部屋、窓の外にひびく声。ふいに伸びた西浦の手に萌子は―?【全169ページ】
あねおと 3
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養子の相談をするため、父に会いに東北の療養所まで行く決意をした喜一。一人電車に乗り込もうとした時、見送るはずだった萌子が急に飛び乗り、突然の二人旅に。【全167ページ】
あねおと 4
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西浦を想うミヨリ。萌子への想いを募らせる西浦。自分の想いに気付き始めた喜一。そして、彼氏と義弟の間で揺れ動く萌子…。それぞれの道はゆるやかに重なり合いながら、やがて大きな渦を生み出し…【全211ページ】
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大好きだったお兄ちゃんがバイク事故で亡くなって、残された家族3人の関係もぎくしゃくしている萌子の家に、一つ下の中1の男の子喜一がやってきて、弟として一緒に暮らすことになった。ラブコメ的な話では全然なく、喜一もやはり事情を抱えていて、微妙な関係の生活が始まる。
お兄ちゃんがなくなった傷を抱えながら、突然のお姉ちゃんという立場への戸惑い、学校での人間関係への影響、好きな人との急接近。萌子の気持ちがめまぐるしく動いて、その表情と心とが活き活きと描かれていてぐいぐい引きこまれます。ドキドキしている女の子は可愛いものです。
2005年デビューの作者さんで、いろんな雑誌でかかれてます。Rentaでも配信中の「中央線ドロップス」という短篇集が一冊目の単行本で、自分は発売当時書店で表紙買いしていました。同じ作者さんの本とは知らず、今オススメ日記を書いてる途中で作者さんのことを調べてて気づきました。目と手が引き寄せられるとても魅力のある絵柄で、キャラの気持ちがにじみ出てこちらに伝わってきます。是非ご一読をどうぞ。
(編集:五十川|作成日:2013/7/23 )