女騎士とケモミミの子

序盤はとにかくかわいいがこれでもかと詰まっているし、書き込みの多い絵柄なのに画面が重いと感じさせないのがすごい。ノアとオリビアのおねショタ師弟愛いちゃいちゃは和むし、途中からでてくるふぉーふぉーもこわかわいくて好き。些細なコマの中にも書き込みが細かく、メインで起きているシーンの背景にもドラマがあり、クスッとさせられたりします。最初はほのぼのゆるふわなストーリーが徐々に謎を帯びたものになってきて面白さを増してきます。そしてなんといってもクリーチャーのデザインがガチなのが最高です。ベルセルクの三浦先生の絵柄を彷彿させ、こういったファンタジーは説得力のある確かな画力があるからこそ輝くのだなと再認識しました。セリフではなく絵でキャラクターの生きる世界を伝えてくる、漫画の醍醐味が味わえます。かわいくて怖くて、好奇心をくすぐるストーリーに悍ましいクリーチャー造形とほわほわなおねショタ（と、微々たる犬成分）が満喫できる魅力的な絵柄。刺し盛りとステーキとお子様ランチとパフェを足したような欲張りセット。おすすめです。

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