捨て悪役令嬢は怪物にお伽噺を語る

エドワードゴーリーを思わせるような作画が「悪役令嬢」という流行りジャンルの中で異質で目を引きました。悪役令嬢自体が女性向けジャンルなので、血の描写が少なかったり残酷な描写に配慮がされている事が多いですが、こちらの作品ではグロ過ぎない程度には血の描写がされていて、その点でも珍しいなと思いました。

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世界観と画が好みすぎて辛い隣国にバケツ片手に参上したシーンは痺れたヒーローとヒロインの間柄もそうだけどヒロインとヒロインの関係性もあってなんとも言えない転生モノで物語の強制力を語るメタ発言は多いが双方の言い分や感情がかちりとハマって納得させられる

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久しぶりに素晴らしい作品に出会えました。最近流行りの悪役令嬢ストーリーものですが、いろいろ考えさせられる内容です。

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1巻無料だったので試し読みしましたが、物語に引き込まれ一気に5巻まで購入してしまいました。ただの悪役令嬢ものとは一味違う、物語の世界の強制力まで考えられた深い物語に感じました。5巻でヒロインのカンナが舞台から降りて一段落しましたが、まだまだシルフの物語は続くのか、それとも物語が終わった後の世界の強制力がなくなった世界で、シルフとダーゲンヘルム王の関係がどうなるのか、続きがあるのならそれも楽しみです。

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悪役は死ななければいけない安心するためには、殺さなくてはいけない　物語を沢山読んでいると、必ずぶつかる命題の1つだけど、凄く揺さぶられました。セリフが秀逸！　正しいということ、正義、それが世界の決まり。　その考えが今の戦争をしている国々や、イジメ、いろんなハラスメント、被害者、加害者、を産んでると思う。　加害者だからやり返していいってわけでもないけど、キモチは解る。　正義って、勝てば官軍、歴史を書き記し伝えるのは勝ったヒト。　色々な命題を含んでいて、ぜひ学校の教科書にのせてほしい。　どんな理由でも、復讐はなにも産まないと思います。　どんな国でも、どんな人種でも、スキなこと!　でつながればいいのに。

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