密会は月夜に ダイヤモンドの迷宮 V

アリスト王国の王女キティは、王室主催のパーティの夜、魅力的なギリシア人大富豪のニコスにメイドと間違われてしまう。明るい妹と違って、内気な彼女は社交が苦手で、男性とつき合った経験にいたってはゼロ。でもだからといって、メイド扱いとはあんまりだ……。ニコスに名前をきかれたキティは、とっさに嘘の名前を告げた。王女だと告げて、哀れみの目を向けられるよりましだと思ったのだ。そのときニコスの力強い指に顎をつかまれ、彼女は驚き、素性を偽ったことを後悔した。このままではメイドと勘違いした彼に唇を奪われてしまう！

■　人気作家競演8部作〈ダイヤモンドの迷宮〉の第5話をお届けします。地味で内気なアリスト王国のプリンセス、キティを襲った前代未聞のスキャンダルとは？　そして、失われたダイヤの行方が……。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  ナナママさん

  2018-09-04
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  素晴らしい！の一言です。この作家はやっぱり人の心の機微を書くのが上手いと思う。またストーリーテラーでもある。ヒーローは王女を事もあろうにメイドと間違える。真相が分かったら水戸黄門みたいで面白いと思っていたら、全然、どっちが王族じゃと思うような傲岸不遜な態度。でも冴えない王女もヒーローのお陰で自信を取り戻し、ヒーローも愛する心を取り戻します。最後は涙で字が読めなかったです。

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• 3

  smile tukiさん

  2019-07-01
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  勘違いから始まる物語なので、やっぱり水戸黄門みたい展開は期待してました。ヒーローが真相を知っても怒るだけだし、申し訳なさの裏返しみたいな感じでもなくて、ヒロインが可哀想でした。まあ根に持たないのが幸せになる秘訣らしいということは、よくわかりました。

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