【柊人さんのそういうところ好きっ】街の片隅にある小さなバー、そこは“人ではない”者たちで溢れていた。吸血鬼、狼男、人魚、ハーピーetc…伝説や怪談に登場するようなモンスターたちが、実はこの現代日本でもひっそりと人間に溶けこんで暮らしている。そんな彼らが元の姿でくつろげるのがこの店だった。吸血鬼の柊人は“ある事情”によって血が吸えないため、バーに通いブラッドワインと鉄分サプリで血液不足を補っている。吸血欲が高まる満月の夜、いつも以上に貧血に陥っていた柊人が店にやってくると、少し前から突然懐いてきた狼男の晃がスキスキオーラを放ちながらやってきて！？ ワンコ系オオカミ男×トラウマ持ちヴァンパイアのビタースイートラブ！【全35ページ】

【なんでお前が俺の隣で寝てるんだ！！】血が吸えない吸血鬼の柊人に、大好きだから血を吸って欲しいと懐いてくる狼男の晃。吸血欲が高まる満月の夜、いつも以上に貧血に陥っていた柊人は、晃の登場でゆっくりブラッドワインが飲めないまま店を出て道端で倒れてしまう。翌朝、自分の部屋で気が付いた柊人の隣にはスヤスヤと眠る晃の姿が！ 怒られるかもと思ったけれど放っておけなかったら家に運んでつられて寝てしまったという。また倒れたら心配だからお世話をさせて欲しいという晃の熱意に負けた柊人は、彼を家政夫として雇う事になって…？ ワンコ系オオカミ男×トラウマ持ちヴァンパイアのビタースイートラブ第2巻【全41ページ】

【柊人さんにこれ以上苦しんで欲しくない！】血が吸えない吸血鬼の柊人に、大好きだから血を吸って欲しいと懐いてくる狼男の晃。家政夫として雇い始めてから強烈な過保護さを発揮する晃だったが、思っていたよりずっと繊細できめ細やかな気遣いに、いつしか柊人も絆されていった。その優しさが体に沁みわたり元気になり始めた頃、ふと見せた晃の真剣な様子に思わず心がかき乱されてしまう。「好きになってはダメだ…」。切なく胸を締め付ける感情に翻弄される柊人。頑なに晃の想いを拒むのには“血が吸えなくなった”理由となる、過去の出来事が関係していた…。ワンコ系オオカミ男×トラウマ持ちヴァンパイアのビタースイートラブ第3巻！【全32ページ】

【お前のことが欲しくてたまらない…】過去のトラウマが原因で血が吸えない吸血鬼の柊人に、大好きだから血を吸って欲しいと懐いてくる狼男の晃。好きになったからこそ、傷つけたくない一心で晃を突き放そうとした柊人だったが、血液不足で倒れてしまう。名前を呼ばれた気がして目を覚ますと、そこにいたのは追い出した筈の晃だった！どうしても自分の血を吸って欲しい、そのために生きてきたという彼の口から語られたのは、柊人さえも忘れていた遠い昔の思い出だった。ワンコ系オオカミ男×トラウマ持ちヴァンパイアのビタースイートラブ最終巻！【全40ページ】