さよならのない国で

同居人の春希に、密かな想いを寄せていた康。けれど春希は、康の叔父・月彦への想いに未だに囚われていた。康は気分転換も兼ねて、春希を山の上のリゾートホテルへと旅行に誘う。ところがその道中で、なんとバスが事故を起こし、谷底に転落してしまった──！？　死んだと思った康だけど、なぜか乗客は一人も怪我をしていない。しかも、彼らの前に現れたのは、地図にはない古めかしいホテル。そこにはなんと乗客に縁のある死者たちが次々と現れて…！？　行きたいと強く願う者だけが辿り着ける「天国ホテル」。そこでは、亡くした愛する人に、もう一度会うことができる──大切な人と永遠の時を生きるのか、愛する人との現実に戻るのか。人々の死者への想いが創り上げた幻想のホテルで、彼らの愛が試される──！！

※本文イラスト収録あり

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  くうさんさん

  2021-02-03
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  すごく良かったです。不思議な世界観で、ちょっと怖くもありました。生と死と向き合うお話なのかな。康が健気。最後の最後までエッチはないので物足りない方もいるかもですが、ストーリーがしっかりしているし、むしろそこにエッチがあると白けるくらいな感じなのでこのカタチが最高だと思います。他の人のドラマも垣間見えてウルウルきました。思い詰めた主役2人の葛藤が苦しかった分、結ばれた時は心の底から、康、良かったねえええと涙しました。月彦の死を乗り越えた春希との甘い日々ももうちょい読みたかったです。

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• 4

  ゆききさん

  2020-05-25
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  紙版の評価や感想を読んでいて、興味をそそられて購入しました。そちらの評価も二分していたのですが、確かに好き嫌い分かれるお話かもしれません。本当に「さよならがない」というのはどういうことか考えさせられます。「星の王子さま」を思い出しました。あ、ＢＬ要素は少なめと言っていいと思います。

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