狼の富豪と星の乙女

何万光年も離れた星の光が届くなら、この想いもいつか彼に届くはず。

星が大好きで、大人になった今も星に夢中のフラン。アメリカのホテルでニックと名乗る美貌の警備員と出会い、あっという間に恋に落ちて、親密なデートを重ねる仲になった。だが、祖父危篤の一報でフランはイギリスへ戻ることになり、二人の絆は儚く消える。数カ月後、彼女はあるパーティで、イタリアのホテル王ニコロ・ファルコーネを紹介されて驚いた。ニック！　なぜ身分を偽っていたの？　傷ついたフランは思わず詰め寄り、感情的に言い返すニコロと揉み合いながら、よみがえる情熱に身を投じてしまう──妊娠するとも思わずに。

■リン・グレアムを彷彿とさせるドラマティックな展開と、純粋で愛らしいヒロイン像で圧倒的な人気を誇る、スター作家ジュリア・ジェイムズ。本作も期待どおりの逸作です！　身ごもったことをヒーローに告げたものの、彼からの愛のない求婚は虚しいだけで……。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 4

  19800423さん

  2019-11-01
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  実質『愛と背徳のローマ』シリーズの3作目です。2作目で2作目ヒーローの婚約者として出てきたフランチェスカと、1作目で1作目ヒーローのライヴァルとして出てきたニックがカップルになる話です。前々作、前作の主人公カップルも出てきますが、4人とも、特に1作目カップルのニックに対する言動が酷くて何だかがっかりでした。ニックも典型的な傲慢俺様男ですが、彼らを嫌うのも当然だよなあ。前作では唯のクズ野郎にしか思えなかったチェーザレはまだヒロインに対しては頑張っていましたが。話の方は良くも悪くも王道でしたが、主人公たちはどちらも相対的にはこのシリーズ中まだ好感の持てるキャラでした。

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  2人

  

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