幻を愛した夜

きらびやかなパーティの席で、レインはとまどっていた。ドレスは借り物だし、そもそも華やかな場には慣れていない。だが人の悪意を感じとる特殊な能力を持つせいで、この潜入捜査に駆りだされたのだ。付き添い役のエージェント、イーサンがこちらを見ている。初めてイーサンに会ったときから運命を感じたものの、現実主義の彼は、レインをまやかしだと思っているらしい。現に今、美しい銀色の瞳には不信と侮蔑が浮かんでいる。わたしを疑っているのね……。いたたまれずに場を離れた直後、何者かの強烈な悪意に襲われ、レインは不意に気を失った。
★リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。ベスト作品賞受賞の人気ミニシリーズ『孤高の鷲』続編では、天涯孤独のヒロインがけなげに生きる姿を細やかに描きます。★

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 3

  きいちさん

  2016-07-18
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  シリーズのひとつなんだろうな、ということは解る。けどなんというか、全体に、内容的に短くて・・・あっという間に進んでいくうちに、むりやり恋愛を突っ込んだ、ような感じ？　ヒロインが過去を取り戻し成長する話だけど、ヒーロー、なんというか・・・アクションだけだね、必要なのは！　ていう感じで残念でした。本能で惹かれあっているからくっついた感がすごくて、よくあるハリウッド映画みたいな、問題があって、激しい戦いがあって、終わってくっついた、というスピード感です。正直言えば、もっと濃くしてほしかったなー。あ、だからシリーズなのか。全編とおして読んだら、納得できるのかもしれませんね？

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