疑惑の影

カルフォルニアの田舎町サンタ・ローザに住むニュートン一家は平和な生活を続けていたが長女のチャーリーは平凡な田舎生活に不満をもっていた。そこへ母の弟の同名チャーリー叔父が訪ねてきた。長女のチャーリーにとってチャーリーおじさんは夢の世界の住人だった。当のチャーリー叔父はある犯罪のため身に迫る危険を知ってカルフォルニア州へ高飛びして偶然にもニュートン一家に仮寓することになった。一家は悦んで彼を歓迎した。ある日、ジャック・グラハムとサンダースという二人の男がニュートン家を訪れて来た。彼等は政府の調査員として米国の中流家庭の調査に来たとのふれこみだったがチャーリー叔父は彼等が探偵であることを見破り二人を避けていた。その夜長女のチャーリーはジャックから、彼等が叔父をある殺人事件の容疑者としてその確証を握りに東部の警察から派遣されて来たのだといわれ、協力を求められたが、叔父を信用している長女のチャーリーは、彼の申し出を固く断ったのだった。