ローラのすべて

無表情で覇気がない。安海隼の上司である紙谷利生は、まるで淡水魚のような、清澄で未知の生き物という印象があった。
ある夜、新宿の街をゆく彼の後を追った隼は「ショーパブ ヘルムート」に辿り着く。
店内で目にしたのは、普段の姿からは想像もつかないきわどい衣装を身に纏い、リップシンクダンサーとしてステージに立つ利生の姿だった。
妖艶な姿に心を奪われる隼。
酔客から庇った礼をと言われ、思わず「明日会社のスーツの下に衣装をつけて来て欲しい」と口走ってしまう。利生はそんな隼を見つめ、そっと囁くのだった。
「それだけ？　それだけでいいの？」

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  ハニーさん

  2018-05-07
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  好きだな～この作品色が有って 音が有って スピードが有って 熱が有る 比較的短い作品なのにいろんな要素がぎゅっと詰まっててあっという間に読んじゃいました

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  3人

  

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• 5

  georgeさん

  2018-04-08
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ローラの存在がエロチックで切なくて、すごく良かった。最初、隼人がもひとつ魅力的じゃないんだけど、利生に執着していくほどに男前になっていきました。不思議な雰囲気だけど忘れられない。表紙イラストがイメージと違うのが残念。

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  1人

  

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• 5

  tkk1224さん

  2018-01-18
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  大人の色気。おもしろいし、泣いた。恋愛だけじゃなくて生き方っていうか、そういうのを静かに問いかけられてる気もした。嫁さんが本性をあらわした時にはびっくりしたけどなんか逆に好感持てたし、脇役も含めてよかった。

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  1人

  

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• 4

  やまゆさん

  2018-01-17
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  不思議な世界を堪能できました。現実と虚無の隙間に揺蕩う流れのような、エロティックファンタジーのような、独特な世界観です。面白かったです。

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