結婚する理由 ベティ・ニールズ選集 13

結婚したきり、近づいてもくれない。わたしは彼を愛し始めているのに……。

年金暮らしの祖父と二人きりで生きるユステイシャは、雑用係として働く病院で、有名外科医のコーリンと出会う。独身貴族の彼は、弟夫婦がしばらく外国へ行っている間、預かっている幼い甥たちをもてあまして、ユステイシャを住み込みの世話係として雇うことに。ところが、弟夫婦が不慮の事故で他界し、状況が一変する。遺言により後見人となったコーリンから子供たちを奪おうと、母方の祖父母がやってきて、不在がちな彼を責めだしたのだ。すると、コーリンの口から思いもよらない言葉が飛びだした。「ご安心ください――ぼくとユステイシャは、まもなく結婚します」

■穏やかな作風で読み手を癒やす名作家ベティ・ニールズの名作選集をお届けします。憧れの年上ドクターから突然プロポーズされ、胸を高鳴らせると同時に戸惑うユステイシャでしたが……。『ふたりのパラダイス』の主人公ハーソーとプルーデンスも登場します！

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  姥桜さん

  2022-04-12
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ヒーローはイギリス人で叙勲された凄い外科医。当然お金持ち。ベティニールズの小説の中で貧乏なヒーローはあり得ませんが、、ヒロインは美人でお嬢様学校を出た落ちぶれた元令嬢で病院の雑用係。ヒーローは一目惚れして、やはりここでも金持ちパワーを発揮し、いきなりヒロインと祖父を抱え込みました。そしてツンツンし、下衆な女が私が彼女と言わんばかりの態度で出張ります。ヒロインは可愛い甥達にも好かれますがどうも男は子供でも顔の良い人が好かれるんですね。ヒーローの友人夫妻は「二人のパラダイス」のプルーデンスとハーソーですね。ベティニールズはたまにこう言うのがあって嬉しくなってしまいます。

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• 4

  sylviaさん

  2018-04-24
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  やっぱりベティ・ニールズでした。代々受け継がれてきた指輪をわたされ、家族や友人に妻として紹介されても、愛を感じられない新婚生活は淋しいですよ。ヒーローのために優しい継母、完璧な妻を演じるヒロインがいじらしく哀れでした。愛されないヒロインが家出でもするんじゃないかと思ったところで、やっとヒーローが告白しました。

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