竜の秘宝を抱く乙女

キャンピオン伯爵家の息子レイノルド・ディ・バラは、次々に結婚する兄たちから逃げるように城を出ていく決意をした。だが、結婚を“呪い”のように恐れているわけではない。どれほど望んでも、足の悪い自分には叶わぬ望みなのだから。密かに旅立つ朝、レイノルドは親類の老姉妹から妙な予言をされる。あなたはドラゴンを退治し、窮地に陥った乙女を救う運命だ、と。一笑に付したものの、人けのない不気味な村に辿り着いたとき、金色の髪の美しい女性に声をかけられ、レイノルドは耳を疑った。彼女は窮地に陥った乙女で、ドラゴンを倒してほしい、と告げたのだ。そんな話はあるはずもない。だが騎士として放ってはおけず……。
■デボラ・シモンズの代名詞ともいえる〈ディ・バラ家の物語〉がついに帰ってきました！　主役を務めるのは、兄弟中、最も苦しい人生を歩んできた六男レイノルド。珠玉の感動作をお... キャンピオン伯爵家の息子レイノルド・ディ・バラは、次々に結婚する兄たちから逃げるように城を出ていく決意をした。だが、結婚を“呪い”のように恐れているわけではない。どれほど望んでも、足の悪い自分には叶わぬ望みなのだから。密かに旅立つ朝、レイノルドは親類の老姉妹から妙な予言をされる。あなたはドラゴンを退治し、窮地に陥った乙女を救う運命だ、と。一笑に付したものの、人けのない不気味な村に辿り着いたとき、金色の髪の美しい女性に声をかけられ、レイノルドは耳を疑った。彼女は窮地に陥った乙女で、ドラゴンを倒してほしい、と告げたのだ。そんな話はあるはずもない。だが騎士として放ってはおけず……。
■デボラ・シモンズの代名詞ともいえる〈ディ・バラ家の物語〉がついに帰ってきました！　主役を務めるのは、兄弟中、最も苦しい人生を歩んできた六男レイノルド。珠玉の感動作をお届けします。

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• 5

  きっく☆さん

  2018-04-10
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ディ･バラ兄弟の中で、足が悪いという描写以外にこれまで控えめそうなところしか描かれていなかったレイノルドが今作のヒーローです。内容的にはより謎解き要素が今作は強く、廃墟のような村が舞台。レイノルドの慎重で自己評価の低さからくるあまり派手でない言動と、ヒロインのサビーナの思慮深く芯の通った姿に当初から結ばれる予感はあるものの、2人は互いに相手に自分はふさわしくないと思い込み気持ちを抑えようとします。これまでのシリーズの中では最もスキンシップ少なめで、最後まで2人がホントの意味で結ばれた描写は無いままだったのが少し残念でしたが、今作もハッピーエンドを味合わせてもらいました！

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• 5

  ピータンさん

  2017-09-07
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  デ-バラ家の大ファンで楽しみに待っていました。今回も運命と言うような恋に落ち、楽しく読めました。

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• 5

  かめちゃんさん

  2012-02-02
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  レイノルドは、ある村の隠された財宝を狙う悪魔のような男から、愛するようになった村の長の娘と財宝を守る為に闘う物語。尊敬する父のキャンピオン伯爵の名誉と、思うようにならない足へのジレンマ、そして、ジレンマから、娘への愛をみとめられない。悪魔のような男との闘いの末、自分自身への自信、父、兄弟の愛、そして、娘への愛を自信を持ち、成長するレイノルドの物語。大好きです。

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