舫鬼九郎

神速の剣、疾る！
ようやく訪れた泰平の世を脅かす大いなる陰謀――立ち向かうは、壮絶なる秘剣を遣う剣士・舫九郎！！　これぞ時代活劇の新定番！！

時は江戸時代、徳川家光の治世――吉原近郊の親父橋にて捨てられた若い娘の惨殺死体。首を斬り落とされ、背中の皮を剥がされたその死体には、南蛮の仏が彫られた簪が忍ばされていた。
江戸の無頼・幡随院長兵衛が事件の謎を追ううちに、やがて姿を現し始める得体の知れぬ陰謀。そして、幕府大目付・柳生十兵衛もその謎を追う中、幡随院長兵衛は一人の剣士と巡り会う。壮絶な秘剣「緋炎」を操る剣士・舫九郎――またの名を「鬼九郎」！！

巨大な陰謀に立ち向かう剣士・舫九郎の活躍を描く、新・時代活劇！！

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）