コワクナイ 下
配信日:2011/08/16
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【全3巻】完結
コワクナイ
作品詳細
- 発行 キリック
- ジャンル 小説・文芸ホラー・オカルト
- シリーズ コワクナイ(梅津裕一)
- レビュー
とある地方都市で突如発生した変異型日本脳炎ウイルス。それは人を高熱で冒すだけでなく、人の感情から「恐怖」を削除する恐ろしい病原体だった。その街の中学校に通う田島和人はウイルスに感染した最初の一人。もともと人一倍臆病な性格のせいでイジメの標的にされていたが、高熱で生死の境をさまよったあとは人が変わったように冷徹で残虐になり、クラスメイトたちを震撼させる。恐怖から解放された和人は、人を殺すことも、警察に捕まることも、自分が死ぬことさえ怖くなかった。何も怖くないということは、何でもできるということなのだ。一方、市内では蚊を媒介に変異型日本脳炎が瞬く間に蔓延。恐怖をなくした人間もゾンビのごとく増殖していく。それがもたらしたのは、人々が自らの欲望のままに、犯し、奪い、殺す……まさに地獄のような世界だった。そんな中、和人は中学の友人の桑原悟と御堂マキの協力を得て、自分をコントロールする術を身につける。そして、街からの脱出を試みようとするのだが……。
怖くないのが一番、怖い! 鬼才・梅津裕一が恐怖を失った人間の狂気を描く、書き下ろしバイオレンス・ホラー!
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
レビューPICK UP
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ユキウサギさん
4
2024-01-08
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当初タイトルの意味は一体何に対してなのか。怖くないという事はイコール恐怖に耐性があるだけか、または感じないという事なのか。読み進めていくと、全ての事に対して恐怖というものが欠落している一人の学生が自分と同じように恐怖心をなくす病原体を見つけ作り出し、悪意を持って他者にも伝染させていく。コワクナイから何でもできる、でも恐怖心がないが想像する事はできる。だが人から恐怖心をなくすという事は、良心も想像力さえも大半は欠如させてしまうという恐ろしさ、だが言えばそれすらコワクナイ。それがウイルスとして蔓延した場合人はもう人ではなくなってしまう。病原体をウイルスとして媒体を使い拡散させる、とても賢い学生。どうなるかも恐怖心がなくても想像し、結果もわかった上で行動に出た。そして当然のごとく治安など皆無の無法地帯となっていく。いきなり広範囲に蔓延したわけでもない為恐怖を感じる人との対立も出る、でも恐怖心がない方が圧倒的に何でもできる。ただ、恐怖心というのは自分の身を守り生きていく為には必要であり、危機感になる。唯一の対抗策は何か、恐怖心がある故の怒りか、研究者達のワクチンで元に戻すことか。そもそも何故学生はこの世界を望んだのか。上中下と少し多いですが、コワクナイという事が必要不可欠であるという事を学ぶにはいいと思います。