プリンスの望まれぬ花嫁

政略結婚に見いだした淡い初恋は、思いもよらぬ運命に打ち砕かれて……。

政略結婚を目前に控え、シェルダーナを訪れたオリヴィアは不安だった。父の決めた未来の花婿がどんな人か、ほとんど知らないのだ。プリンス・ガブリエル・アレッサンドロ――礼儀正しく親切な婚約者だけど、私を愛してはくれないわよね。しかし、ガブリエルは気高く麗しい金色の瞳でオリヴィアを見つめると、宮殿の庭へ連れ出し、優しく情熱的なキスをしてきた。この胸の高鳴りが、恋なのかしら。やがてオリヴィアは彼に純潔を捧げ、情熱の甘い波に身を任せる。ところが、突然の腹痛が彼女を襲った。まさか、過去の病気が再発したの？　どうしよう。世継ぎを産めなければ、彼に見放されてしまうのに……。

■RITA賞新人賞を受賞したキャット・シールドの日本デビュー第2作は豪華絢爛なヨーロッパの宮殿が舞台です。幸せな婚約をしたはずのオリヴィアは、さまざまな障害に翻弄され……。関連作第2話は、ガブリエルの弟ニックと一夜の恋人との予期せぬ命の物語。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  真っ赤ってときめきさん

  2019-09-18
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  しばらく前に秋乃ななみ先生のコミックを読んで好きだと思っていた作品がキャンペーンになっていたので購入しました。大公家の三つ子王子の皇太子である長男のお妃選びに関わる話で、障壁を乗り越えて皇太子妃におさまるオリヴィア嬢がとにかくよく出来た人で、魅力的な登場人物の中でも一番心を寄せてしまいます。

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• 5

  はなちゃんさん

  2016-08-24
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  素敵な、お話でした。ヒロインは優しく聡明…ヒーローは…プリンスだけに 多少の傲慢さはあるものの 白馬の騎士って…感じ。政略的に、出会った二人が愛を育み困難に立ち向かう…って…ストーリー。脇キャラ的なロイヤルファミリーたちも、基本いい人たちで…今後ヒーローとして出てくるであろう弟たちも魅力的｡次作も楽しみ｡

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