クラシック・ラブ ベティ・ニールズ選集 10

家事手伝いの地味な娘に訪れた、洗練されたドクターとの静かな出会い。

両親の死後、ペーシェンスは大叔母姉妹に引き取られた。大叔母が投資に失敗して財産をほとんど失ってからは、住み慣れた屋敷を引き払い、今はつましい年金暮らしをしていた。そんなある日、空いた屋敷をしばらく借りたいという話が舞い込んだ。しかも借り手のオランダ人外科医ユリウス・ファン・デル・べークは、執筆に専念するため、雑用係としてペーシェンスを雇い入れたいらしい。彼女は未払いになっている請求書の束を思い浮かべ、仕事を引き受ける。でも、執筆中は完全に静かでなければならないと要求するなんて、きっとミスター・ファン・デル・ベークは暴君のようなご老人ね。ところが現れた雇主は、にこりともしないけれどハンサムな男性で……。

■英国のありふれた日常風景の中で繰り広げられる穏やかなロマンスを綴った人気作家、ベティ・ニールズの選集第10弾をお届けします。無愛想なのに魅力的な外科医に雇われ、図らずも心を奪われていくヒロイン。しかし、彼の周りには美しい女性が大勢いて……。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  燃える名人さん

  2019-12-08
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ベティ作品の中では穏やかな流れでハッピーエンドになるパターンでした。当て馬らしき女性が出て来ますがトゲトゲしさはあまり感じられなかったです。それと、ベティ作品はプロポーズの言葉や状況が毎回違うので、いつ、どんな風に伝えるのかドキドキしながら読めるのも楽しみの一つです。

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• 5

  モモさん

  2019-09-17
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ネズミのようなヒロインと部屋の何処かにいるネズミが気になってしまうようにいつもヒロインが気になるヒーロー。ベティさん作品にはねずみのようなヒロイン結構出てきます。ヒーロー的には小さくてかわいいと思っているのかな？と読んでます。

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• 5

  ピーさん

  2016-08-21
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ベティ・ニールズの本は親戚に冷遇される不幸な女性が多いですが、このお話は優しいけど何もかも主人公に頼りきっている二人の大叔母を抱えながらも自分が以前住んでいた屋敷で使用人として働き、最後は皆が幸せになる結末はよかったです。

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