尊大な公爵の愛情
意識を失っているところを介抱してくれた公爵グリフィンに、記憶のない彼女は、美しき女性を意味するベラと名付けられるが…【全250ページ】
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尊大な公爵の愛情
孤独を愛する公爵に拾われた、帰る家も名前もない娘……。
ある日、ロザラム公爵グリフィンは馬車で領地へ帰る道中、突然飛び出してきたネグリジェ姿の娘をはねてしまった。泥だらけで地面に倒れた彼女は意識を失っていたため、やむなく公爵邸に連れ帰って介抱することにする。
一方、眠りから覚めた娘はいっさいの記憶がないことに戸惑った。このたくましくて美しい男性は誰……いいえ、それより私は誰? 「君の名は?」そう尋ねられて答えに窮していると、公爵と名乗る彼に、美しき女性を意味する“ベラ”と名づけられた。思わず胸を高鳴らせるベラだったが、鏡を見てすぐに自戒した――こんなみすぼらしい私を、公爵様が本気で美しいと思うはずがないわ!
■エリザベス女王からも賞賛される名作家C・モーティマーの大好評〈孤高の公爵シリーズ〉の第5弾。圧倒的な存在感の公爵と儚げな娘の取り合わせは、さながら『美女と野獣』を彷彿とさせます。巻末には横浜国立大学の小宮正安教授による歴史解説コラム〜ヒストリカルへの招待〜第4話【天使か? 悪魔か? 「後見人」】が掲載されています。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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