愛に代えても

妻というより、単なるベッドでのパートナー。愛する男性からの耐えがたい求婚だった。

■別居中の夫ジェレミーが事故死したと知らせを受け、マディは一人息子を連れて六年ぶりに夫の屋敷を訪れる。屋敷にはジェレミーの従兄レオが先に来ていた。かつて彼女は親友サスキアの婚約者だった彼にひと目で心を奪われた。結局マディはジェレミーの熱烈なプロポーズを受け入れたが、レオは彼女が打算で結婚し、従弟を不幸にした女だと今も思っている。マディの結婚後、レオとサスキアはなぜか婚約を解消してしまう。そしてマディは夫と親友の浮気を知り、屋敷を出たのだった。久しぶりに見る屋敷を、マディは心のよりどころだとつくづく感じる。浪費家だった夫のせいで、今や維持するのも困難だが、息子のためにも、なんとか屋敷は手放さずにおきたかった。だが屋敷の維持費を捻出するための事業が行き詰まりを見せたある日、レオが屈辱的な条件のついた結婚をマディに持ちかけた。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  nanacocoさん

  2018-11-21
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  ヒロインとヒーローが出会ったのがヒーローの婚約パーティー、当然ヒロインはヒーローに惹かれる気持ちに蓋をしてしまいますよね。ヒーローは自分の気持ちにすぐに正直になるべきでした。ぐずぐずしていたから従兄弟に持って行かれちゃって、結婚式の後でキスしたり、従兄弟の死後すぐにプロポーズするくせに、気持ちをはっきり言わない面倒くさい性格でした。対してヒロインは寂しい過去を持ちながらもしっかりした性格で、夫を愛そうと頑張りますが、悪女のせいでひとりで息子を育てることに、最後はヒロインが報われて良かったです。

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• 5

  myuさん

  2018-06-27
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  幸田育子先生の絵に惹かれてすでにコミックは読んでいたのですが、ヒーローのツンデレな強引さと不器用さが素敵で小説も読みたいと思っていました。コミックと小説ではストーリーの細部が違っていたのですが、それぞれ楽しめると思います。

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