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夏の甲子園大会、決勝戦。西東京代表の国分寺南高校は9回裏に逆転サヨナラ負けを喫したものの、春のセンバツ優勝に続き、夏も準優勝という成績を収めた。その原動力になったのが、海部一樹と武藤洋介という超高校級のバッテリーだ。ドラフトを前にし、二人のもとに名門・東京イーグルスのスカウトがやって来た。イーグルスが憧れの球団の武藤は即決したが、海部は自分の力で弱いチームを優勝させたいと、毎年Bクラスの弱小チーム・小倉メッツを希望する。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
みんなの感想
バッテリー 1
夏の甲子園大会、決勝戦。西東京代表の国分寺南高校は9回裏に逆転サヨナラ負けを喫したものの、春のセンバツ優勝に続き、夏も準優勝という成績を収めた。その原動力になったのが、海部一樹と武藤洋介という超高校級のバッテリーだ。ドラフトを前にし、二人のもとに名門・東京イーグルスのスカウトがやって来た。イーグルスが憧れの球団の武藤は即決したが、海部は自分の力で弱いチームを優勝させたいと、毎年Bクラスの弱小チーム・小倉メッツを希望する。【全216ページ】
バッテリー 2
海部、武藤が共に日本代表として派遣されているシカゴ五輪。プロ入り以来無失点を続ける海部は、もちろんこのオリンピックでも無失点を狙う。日本の予選リーグ初戦の相手は、強豪キューバ。0対0で迎えた4回裏、キューバの攻撃。武藤は、主砲ロドリゲスに対する海部の球に、本来の威力がないように感じた。マウンドに向かい問いただす武藤に、海部は「捕れんのかよ?」と口にする。高校時代の西東京予選決勝戦で、武藤は海部の剛球を取れずに後逸。サヨナラ負けを喫し、チームは甲子園出場を逃したからだ。だがプロのキャッチャーとして成長した武藤は、今度は海部の全力投球をしっかりキャッチ。ロドリゲスを三振に仕留める。【全212ページ】
バッテリー 3
シカゴ五輪野球決勝の試合は日本vs.アメリカ。海部に対する打者、ブレッド・ウォーカーJr.はかつて、偉大なメジャーリーガーだった父のプレッシャーに押し潰されて、手首を切ったことがあった。それ以来、内角膝元の球をさばく時だけ、左手の筋が攣(つ)る状態になっていたのである。心の傷がいまだ癒えないブレッドに、海部は敢えてインコースで攻め続ける。海部の剛球を前にして、ブレッドの心は激しく揺れる…【全208ページ】
バッテリー 4
いよいよシーズンも大詰め。マジック1のイーグルスと、3連勝でプレーオフ進出を狙うメッツの、注目の最終3連戦が始まった。第1戦は海部がイーグルスを完封し、メッツ先勝。だがこの試合で海部は、梅宮とのクロスプレーで肩を痛めてしまった。もう一つも落とせないメッツに、エースの故障という大ピンチが。だが、翌日の第2戦。海部はチームドクターの制止を振り切って、リリーフのマウンドに向かう!!【全228ページ】
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