レビュー一覧

すごく格好いい男のお話でした。スカートをはく、イコール女装とか考えるって短絡的なんだってこと教えられました。作者の力量というか目のつけどころがすごいです。

現代のジェンダー、アイデンティティについてとても考えさせられる作品です。主人公の彼は自分らしくいるために真っ当しようとしました。しかしそれを阻む社会はとても生きにくいものだと思います。こういう人もいるんだと知ってほしいですね。

この作者さん、人の感情を切り取るのが上手ですね。視点も少し一般的な方と違って面白い。人に自分の行動や思考を納得してもらう必要があるか。そんなにがんじがらめになる必要があるのか。いろいろ発見があるストーリーでした。それこそ漫画に求めるものとはちょっと異なる刺激。

以前からずっと気になっていた作品。普通のチェックのスカートなのに星のトーンを貼ってあってキラキラ☆白井さんのワクワクした感じが1ページに表現されていてわくわくした。私も他人だったから。脱コル中なので桃井くんの考えに考えさせられた。作者サマがスカート履いた男子に出会ってくれて感謝☆

スカートを履いて登校することにした高校生男子の気持ちにも、そんな彼をフった彼女にも彼を見守る同級生の友達にも、イマイチ共感できませんでしたので星3つです。

不愉快を感じさせる服は暴力なのか、そうかも、と思いつつ自他ともに幸せにしてくれる服もあるなと。ただそれが食い違った場合にそれでも貫くか、はファッションに対する自分のエネルギー次第かな、などと考えることができました。

スカートおじさんが確かに似合っていてかつダンディーで素敵でした。でもそこから実際にスカートはいてみる彼の思考が青春しながらも一貫性をもっててだから面白い。現実なら家族、彼女、クラスメイトなど周囲が皆こんなふうに割と理性的か反応を示すものかと疑問ですが、ファンタジーとして楽しめました。

髭ずらのオッサンが女子のスカート制服をしっかり着こなしている姿が格好良いとは私には思えなかったです。

へーー、そうなんだあーって思いながら読んでいたら終わってしまいました。男子がスカートを履きたくなった理由と、それを見た周りの反応とは、という話。なるほどね。

勇気を出して自分でウエストのサイズを変えてスカートを履いた事や、一旦は別れたけれど戻った彼女など、個性的な登場人物達が魅力的でした。