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レビュー一覧

オルフェウスの窓

5点 4.4 90件
  • 4点 5
    27
  • 4点 4
    11
  • 4点 3
    7
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  • 2011-09-30
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    少女時代に読んだ「オルフェウスの窓」。あのころは3部のロシア編はよくわからなかったけれど、大人になった今、その話の内容の深さに圧倒されました。

  • 2011-10-07
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    絵は少し昔風ですが、スゴイ壮大なスケールの歴史恋愛ドラマって感じで読み応えがあります。読んだことなかったし一度試してみるかなと、軽い気持ちで一巻目を借りて、結局十三巻全部一気読みしてしまいました。星が一つ減なのは女主人公ユリウスに個人的に全然好感が持てなかったためです。美人である(最初の頃は男装の美女という設定らしいし)ということ以外のこの人の魅力って一体なんなんだろうと正直思いました。男女共にユリウスのまわりの登場人物がまたそれぞれずいぶんと個性的で、政治のため、音楽のため、家族のため頑張って生きているので、ユリウスの魅力の無さがまた一段と目立つ感じが私はしました。正直言っていつでもメソメソ泣きながらまわりに流されているだけって感じなんです…他力本願だしなんか考えも浅いし、恋愛以外この人一体自分何かしたいこととか夢とかないの??って何回かおもっちゃいました。そのため他の魅力的な一生懸命頑張っている他の登場人物がこのユリウスのことを何故好きになるのかあまり良く分かりませんでした。あ、でもだからって面白くなかったってわけじゃないですから迷ってるのでしたら試してみることをお勧めします。

  • 2015-01-11
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    「ベルサイユのばら」のオスカルが「女性の自立」を表しているとすると、反対に、「オルフェウスの窓」のユリウスは、一途に愛する人(安息)を求め頼るキャラクター。そこに物足りなさを感じる人が多いためオスカルほどの人気はないのでしょう。 けれど、ユリウスには「原罪」、アレクセイ=クラウスには「革命」、イザーク「音楽」、というテーマが描き込まれていることを読み辿るならば、この作品が、少女漫画の枠を超えた傑作であることに間違いないと思います。 「ベルばら」と違うのは、「革命」が描かれている点では同じでも、オスカルが輝かしい死を遂げたのに対して、こちらは無情・悲惨な死であるということも。「いったいおれたちは何のためにいままで闘ってきたんだ」と、アレクセイが慟哭するシーンなど、歴史の現実ともあいまって、涙なくしては読めない深さ・重さがあります。すごいです。 また、実在の人物をモデルにした将校、芸術家など、数多くのサブキャラクターが登場しますが、それぞれ、細かな人物描写があり、魅力満載です。 しかも、美しく詩的な日本語と、美しく緻密な絵の表現・・・ずっと読みついでいきたい作品です。

  • 2011-11-18
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    ストーリー展開にも描写の美しさにもとても引きこまれたし、池田先生の作品はとても素晴らしいとは思います。しかし、徹夜を続けて読破したものの・・・終わりがなんともあっけなくて。えっ?これで終わり?次の巻もあったっけ?あら、本当に終わり?という、消化不良の感もぬぐえない終わり方。すごく残念でした。考えることはたくさん残っていて反芻するには良作ですが、人の好みに由るけれど、私には大変残念な終わり方でした。

  • 2011-11-27
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    読み応えのある一大叙事詩で、登場人物のひとりひとりが魅力的!キャラクターも心理も丁寧に描かれていて、それぞれに感情移入でき、いろいろな物の見方ができます読み終わった時には、何人もの人生を生きてきたような満足感ただ、ちょっとシビアすぎ‥もう少し救いがあってもよいのでは学生時代に号泣した記憶が蘇りました(;_;)そして、なんと言ってもクラウスが男前!眩しすぎます

  • 2011-11-21
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    壮大すぎてよくわからないところもありましたが、一気に読み終えました。楽しい雰囲気での始まりとは裏腹に、どんどん内容が暗くなって行きます。そしてエンディングは「え?」という感じであっけなくて個人的には残念でした。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    タイトルは何となく聞いたことがあったのですが、初めて読んで引き込まれました。時代背景の知識、素晴らしい作画、主人公三人のそれぞれの個性。絵柄は時代を感じるものの、ストーリーに関しては現在でも類をみないのでは。やはり一番よかったのは第一部の音楽学校時代。才能あふれ輝かしい未来を夢見て個性あふれる生徒たちが音楽に邁進し、友情・愛情を育んでいきます。すべてがキラキラと輝いている感じでした。しかし、第二部、三部では栄光と苦悩、激動の時代のために様々な苦難があります。本音をいえばもうこれ以上、悲しいことは起きないでと思うのに起こる。:(T-T):星四つなのは、やはり最後が納得できなかったこと。愛に捧げた一生なら、せめてユリウスに自らクラウスの元に行ってほしかった。

  • 2011-11-26
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    キャラクター、ストーリー展開、知性あふれる台詞、絵のレイアウト、すべてすごいのですが、やはり最後が、これで終わりなの?って感じです。3部の頃、作者はスキャンダルに巻き込まれたため、漫画家として集中できなかったという説もありますが、やはり最後までもうちょっとがんばってほしかった。一部は秀逸。

  • 2017-01-31
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    オルフェウスとエウリディケの悲恋をモチーフに激動のヨーロッパへ物語は広がっていく。青春の日々の最中に芽生える過去の亡霊と悲劇、栄光と失意に彩られたウィーン、容赦なく廻り続ける歴史の歯車の中で、ユリウス、イザーク、クラウスの運命は翻弄され続ける。そしてその愛はなにひとつ報われない。彼らだけでなく物語の中の誰一人として愛に報われることはない。それだけに何とその愛の激しく純粋であることか。

  • 2015-01-02
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    著者の作品を初めて読みました。とても読み応えのある作品です。私自身歴史に疎く、読み疲れしそうかな。と思っていましたが、サンプルを読み一気に読破しました。主人公以上に、周りの人物が非常に個性豊かで、魅力に溢れています。読んだ後、なんとも色んな感情が余韻として残りますが、良いドラマを見た後のような充実感です。