レビュー一覧

春日局。彼女が作った「大奥」現在では ドラマや映画、漫画と男女逆転まであったりと 楽しませてもらってます。 大河的なマンガとしては楽しめますがお福をヒロインとは 見れません。聡い女は 男から嫌がれる、、てのは 可愛気ない場合でしょう。お福は、顔のコンプレックスから男に頼らずに 生きていこうと、勉学に励みますが頭の良さを 上手く隠して 男を立てつつ 動かすというタイプではないので。後の三代将軍の家光公も お福ではなく 平凡な乳母であったら実の母であるお江与の方と 家光公があんなにも 心が離れることはなかったかもね、、とか思ってしまいました。男も女も 頭が良くも「可愛気」がないとね

1巻のみの感想ですが、実際、この時代の女性が、いくら夫相手でも、家長に対して意見を言えるはずはないと思います。ましてや政治や御家のことなら猶更。でも、そういう違和感を「ひょっとしたら、こういうこともあったのでは？」と思わせてくれたのは、作家の技量だと思います。小難しいことを抜きにしたら、充分面白いと思います。

主人公、意外と癖のある性格で描かれてますよね。竹千代が家康から3代目将軍と正式に宣言された時の顔とか、、ものすごく意地悪な表情で、あまり感情移入できません（苦笑）歴史的にはその方が正しいのかもしれませんが、読み手としては、主人公は出来れば性格の良い人が嬉しいです。ストーリーは当たり前ですが破綻も無く、綺麗にまとめられています。絵もさすがの美しさですし。

流石大御所漫画家だけあって歴史物漫画を上手に描いています。スルスルと内容が入ってきます。

昔のテレビドラマのイメージで、春日局って大奥の意地悪なおばさんだと感じていましたが、幼少期からの生い立ちを知ると壮絶な時代を耐え抜き、己の力で這い上がる逞しさに感銘しました。

登場人物が多すぎて、複雑すぎて把握困難。血縁や人間関係を全員分で載せて欲しかった。160ページの姉たちが「かたづき」って酷い・・・普通に「嫁ぎ」で良いのに。境遇や心情は理解できるけど、主人公がドス黒い復讐オーラ全開ってチョット・・・ついていけない。

家康に直訴して家光を将軍の座につけた女傑 春日局彼女がどうやって将軍の乳母となり大奥で力を持つようになったか一巻ではそんな女傑のような様子は微塵も感じられないのにこの先の展開がとても気になります

日本の歴史モノもかかれてたんですね。もちろん絵は美しく、春日の局の幼少期にも触れてて興味深い。

西洋漫画のイメージがある池田理代子先生の時代劇ものも面白かったです。絵がやはり迫力があり着物が綺麗。女性の心理描写も共感できました。

出てくる男性の名前・・・日本史の教科書に居たなぁと思いながら読んでました池田理代子先生は色々な国の歴史上の人物を伝記のように漫画にされているのがスゴイ！どれだけ勉強なさったんだろう。と考えて気が遠くなりましたｗ