レビュー一覧

当初、この企画を提示すると、少女漫画で歴史モノなんてトンんでもない！（女はそんな小難しいモノを望んでいないだろ？）と少女漫画編集部とはいえ男ばかりの出版業界ではねつけられた。ゆえに「この作品を世に出すことが私の革命よ！」と心に誓ったという池田理代子のインタビューの言葉。素晴らしいです。その通りになったと思います。そして古びてないです。

少女漫画史に残る不朽の名作。これを読まずに少女漫画を語る無かれ。

漫画史に大きな足跡を残した作品とあり、読んでみました。古い絵柄が逆に新鮮でしかも内容とあっていて絢爛豪華。描かれるべくして描かれた作品といった感です。史実と創作をうまくとり混ぜ、なによりマリー・アントワネットを愛すべき人間として描いたのは連載当時としては目新しかったのではないでしょうか。

少女漫画の代名詞的作品です。子供の頃、大流行しました！絵は昭和の香りが満載ですが、内容と合っていて今読んでも世界観にドップリと浸れます！巻き髪、豪華なドレス、美男美女とこれぞ少女漫画という感じで充分に楽しめます。また、史実がベースとなっていてるので、世界史のお勉強にもなりました。この作品を読まずして少女漫画を語るなかれ！

名前だけ知ってる程度でなぜそこまで人気なのか・・・という気持ちで一巻借りたんですが・・・・結局完全にハマってしまい一気に読破してしまいました世の女性が虜になってしまった理由もよくわかりました。とにかく登場キャラがみんな魅力的で本当に泣けます・・・・。

マンガ史上に残る不朽の名作です。学生時代から幾度となく繰り返し読みましたが、私の姉(マンガ・アニメ黄金世代)の言葉を借りれば、「オスカルというたった一人の架空の人物を作り出すことにより、ベルサイユ宮殿の内部から、平民の生活まで、すべてを描き出すことに成功し、歴史に忠実でありながらドラマティックに描いた、池田理代子先生はまさに美貌と才能を兼ね備えた才女である。」まさにその通りであると思うし、「エカテリーナ」などもそうですが、女性が活躍してこなかった時代などありません。世界最古の女流作家は、「紫式部」なのですから。。少し脱線しましたが、理代子先生のすごいところは、内容の充実性と合わせて、同じデザインのドレスは1枚も出てきません。そのあたりが絢爛豪華なベルサイユを象徴的に表現できているのではないでしょうか。

超名作です！適度な短さがいいんですよ。ベルばらは最後までハラハラドキドキ。盛り上がってちょうどよく終わるんです。男装の麗人オスカルはまさしく元祖萌えって感じですし悪役は爽快なほど子悪党だしマリーアントワネットの馬鹿っぷりもみていてあきない(笑)起承転結がはっきりしていて読みやすいんですよ。楽しいけど小難しくない。歴史大作は話がややこしくて長くてセリフも多いし…なんて、なんだか疲れるからと今まで敬遠していた人にオススメです。池田理代子先生の漫画で一番読みやすく楽しいのは、やっぱりベルばら！！

少女漫画界に残る名作です。歴史として結末は分かっていても、描かれる人物の息づく様を見ているとどうしても幸せを願わずにはいられませんでした。緻密な書き込みや表現の手法も素晴らしいです。どの登場人物をとっても生き方を否定できず、人間の在り方を感じさせてくれました。一読の価値ありです。

素晴らしい作品です。オスカルが時折みせる女性の心情に胸をうたれ、不覚にも泣いてしまいました。少女漫画の名作です。

何年経っても色褪せないで作品の魅力を発揮出来ている名作だと思います。当時子どもでしたが、大人になって読み返すとまた違った目で見られて良いと思いました。アニメでは切られてしまった王妃の最期まで読めますし、お勧めです。