レビュー一覧

江戸の町人物時代小説(BLただし猫)のようなお話。猫ってどうなの、とはじめは思いましたが、猫手がかわいらしいし妙にしっくりきます。顔は猫ですが、二足歩行ですし、振る舞いもほぼ人間。猫顔でこんな多彩な表情が！　と思わされます。メインキャラクターの清二(おそらく攻め？)と弥源治(おそらく受け？)の十八禁的なシーンはないですが、そこはかとなくエロスを感じます。お互い大人で簡単じゃないというか、洒落の効いたやりとりで、弥源治からのアプローチを交わす清二が格好良いようなもどかしいような。くすりとするギャグもあり、シリアスになりすぎない人情ものといった感じ。一巻ではまだ互いの過去など謎めいた部分が多く残っています。甲斐性のある清二と、情の深い弥源治がこれからどうなるのか大変楽しみ。続きが出たら読みたい作品です。

4年前に書いたレビューを削除して書き直しています。ウェブ連載だったこの作品を心待ちにしていました。これと、あと1作品が連載中だったのかな。最近質の低下と量産化が激しいBLの中で、心に残る創作をされる作家のお一人でした。この続きを読めない、新たな作品に会えないのがとても悲しい。

羽生山へび子先生が大好きすぎてつらい。硬派な男前の攻め×どうしようもないちゃらんぽらん受けの人情BLを描かせたら天下一品ですよね。もちろんそれ以外でも天才ですけど。猫でなんでこんなに萌えるのでしょうか。正直、江戸ことば？のところなどはイマイチ分からないところもあるし、初読では猫の見分けがつかなくて何度も読み返したりして、100%理解できているとは言い難いですが、それでもスルッと読めてしまう。しかも、気付いたら萌えるどころか至るところで涙腺が滲む滲む。しみじみ天才…。1巻は気になるところで終わってしまったので、続きを早く読みたい。辛いことがあってもこれの2巻が出るまでは全力で生きるわ。

絵◎、話◎、キャラ◎、エロ×。猫のBL…中々想像しにくいものだといます。私も初めは「擬人化？」「猫のイチャイチャを読んでも…」と思っていましたが、思ったより素敵な世界観でした。時代背景は江戸で、寺子屋や奉行所等があり、お侍もおります。私は擬人化が苦手ですがこの漫画はよくある擬人化の違和感やこじつけが無く受け入れやすく読みやすいです。へび子先生らしいコミカルで可愛らしい人情味があるお話。猫が好きな方にもさして猫が好きでなくとも物語事態が面白いのでオススメです。

不思議な猫人間のまるで男前な魚売りとニートな優男のお江戸暮らし。ニート猫と子猫のボンが可愛くてもうね。試し読みで読んで惹かれて正解。不思議な魅力を持った怪作です。ほんのりホモだけど恋愛より世界観重視な構成になってます。

猫が江戸っ子に見えるのは私だけでしょうか？作者買いです。ギャグ満載なストーリーなのに、時折り出てくる人情的な部分で涙もろい自分はぐーっときました。この作家さんの描かれる物には、登場人物(猫)が皆どうか幸せになってほしいと願いたくなってしまいます。個性的な描写なぶん、絵柄の好みで“食わず嫌い”している方はもったいなです！！！

大江戸に猫、そんな切り口アリーなん、はまる。大江戸さが半端ない、杉浦日向子かいみたいな、いなせな猫ども、絵もいかす、ボンがかわゆすぎ。ネコじゃネコじゃ上出来上出来ー

まさかまさかのコミックス化！！嬉しいです。清さんかっこいい～！

作家買いです。正直、猫BL！？しかも時代物！？と恐る恐る読み始めたのですが、読み始めてびっくり、猫がかっこいい…！特に清二、目で語る感じが男前。まったくの脇役ですが二八そばの千吉もいい。まさか猫をかっこいいと思う日が来るとは！今のところエロはありません、BL寄りのほのぼの、というところです。（しかし猫だとそういうシーンはどういう描写になるんだろう…？）謎が全て明らかになるまで続いて欲しいので満点で！続きはWEBで見れるようですよ！

電子版で発売されている羽生山先生の作品で未読だったのはこの作品だけ。江戸前の猫BLとの事でしたがラブはほんのり匂う程度で情緒のある先生らしいお話し。猫でも清二は男前だし弥源治は美人さんぼんもかわいかった。まだ単行本になってない作品があったら是非とも配信して欲しいです。先生の作品大好きでした。。。 （投稿名：KERMIT）