レビュー一覧

円谷選手の自殺は知っていましたが、金メダルを日本中が期待する中で耐えられなかったためだと思っていました。　　なんと自衛隊のえらいさんに結婚を無理やり破談にさせられ、信頼していたトレーナーとまで無理やり離されると、ひどい暴挙が彼を追い詰めていたとは！！　　このえらいさんは、絶対自分の息のかかった、後々メダリストとして円谷を利用出来る相手と結婚させ、自分の権力に利用するつもりであったに違いありません。　　こんな愚か者に、純粋な１人の青年が殺されるとは！　　婚約者もどうして円谷選手を信じてあげられなかったのでしょうか？　　そんなにも、その当時は偉い人（ということに表向きなっている）の言葉は重いものだったのでしょうか？　　婚約者が離れなけらば、まだ死ななくて済んだかもしれないのに・・・　　　遺書が食べるもののことばかりだなぁと感想をもらしたら、聞いた人に怒られました。　　戦後すぐで、まだ食べるものが簡単に入らなかったころだからこその遺書だ！と。　自分の不明を恥じました。　　　アベベはたまたま靴がなかったのですか。しかし裸足という選択をするかな？？国が貧しいからかと長い間思いこんでいました。　　いつの世も人々はアスリートがどれほど血のにじむような努力ををしているかも知らず、そこに考えを及ばせることもなく、簡単に持ち上げ、ちょっとふるわなくなると簡単に暴言を吐き、そして存在を忘れていく・・・　　　まだまだ日本はアスリートに厳しい国だと感じました。　　いろいろ知らないことを知れて、良かったです。

とてもおすすめしたい作品です。ただ、タイトル通り「栄光なき」ですから、読めば読むほど気が滅入ってしまいます。

若い頃読んだので懐かしさに再読。こんなに絵が下手だった？特に女性は酷い。でも全体のパワーで一気に読ませてくれる。その点は今も変わらない。

中学生の時に読んでいた懐かしい作品なのですが、現在読んでも古さを全く感じません。私が好きなのは川島雄三。この作品で知った「幕末太陽傳」。30年以上経過して、昨年映画を見る夢が叶いました。

深くて考えさせられる作品ですが、画風が個性的で少し苦手でした。

このシリーズ、随分昔に夢中で読んだことがあります。こちらで見つけて懐かしくなり、たまたま未読だったマリリン・モンローの巻をレンタルしました。ページ数の関係もあったのかも知れませんが、個人的には「ナイアガラ」のモンロー・ウォーク誕生秘話など盛り込んで欲しかったです。当時は気にならなかったのですが、絵に少々不満。また、確かこのシリーズには奇術師ハリー・フーディーニを取り上げた巻があってとても印象に残ったのですが、それはこれから追加されるのでしょうか。その時はまた借りようと思います。

円谷選手、アベベ選手の名前は知っていましたが、詳しい伝記を読んだのは初めてでした。自殺に至るまでの経緯がよくわかる作品です。

昔の名作。平成生まれの方はまず知らないでしょうが、ぜひ読んでほしい。聞いたことあるような選手も出てくるかも。

最後の作品、まったく訳がわかりませんでした！全体的に、ちょっと薄っぺらいかんじがします。

手に入りにくい漫画のひとつです。まさかレンタに読めて感激！タイトル通り結末はバッドエンドですが、プロジェクトX等のドキュメントが好きな人はハマると思います。おすすめは浮谷東次郎の巻です。原則1巻でにつき1人を取り上げているのでご注文を。